新横浜ラーメン博物館(横浜市港北区新横浜2)内に5月29日、イタリア・ミラノ発のラーメン店「CASA LUCA(カーザルカ)」がオープンする。
これまで、ヨーロッパやアメリカなど、世界17カ国26都市を訪れ、200店舗以上の海外ラーメン店を調査してきた同館。そのなかで、日本から海外へ出店したラーメン店だけでなく、各地でその国の風土や食文化を取り入れたご当地ラーメン店が生まれていることを発見した。
2013年からは日本に店舗がない「世界のご当地ラーメン」を誘致・紹介する企画をスタート。これまでに第1弾アメリカ・ハリウッドのラーメン店「IKEMEN HOLLYWOOD」(イケメンハリウッド、2014年6月卒業)、第2弾ドイツ・フランクフルトのラーメン店「無垢」(2014年6月出店)がそれぞれ、「逆輸入ラーメン店」としてオープンした。
第3弾となる今回は、同館では初のイタリア人店主のラーメン店。店主ルカ・カタルファモさんは、ニューヨークで食べた「一風堂」に衝撃を受け、その後ロンドン、日本でダシやラーメンを勉強し、2013年にミラノでラーメン店「CASA RAMEN」をオープンした(日本では「CASA LUCA」の屋号でオープン)。
ラーメンは日本のとんこつラーメンをベースに、パスタ用デュラム粉を使用した麺、パンチェッタの製法を取り入れたチャーシューなど、イタリア料理の技法を取り入れた「ミラノとんこつラーメン」。メニューは、キングとんこつラーメン(1,200円)、ペペロンチーノ和え麺(880円)、ベジ醤油ラーメン(820円)など。トッピングにパルミジャーノチーズ(150円)や温玉(100円)、替え玉(200円)なども選べる。
同館広報担当の中野正博さんは「イタリアと言えばパスタ。このラーメン店は、そのパスタを知り尽くしたイタリア人が足繁く通うお店として人気がある。日本のとんこつラーメンをベースにイタリアのテイストを加えた『ミラノとんこつ』をぜひ味わっていただけたら」と話す。
同館の入場料は、中学生以上=310円、小学生・シニア(60歳以上)=100円、小学生未満無料。営業時間は日によって異なる。