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限定フルーツビール「綱島桃エール」秋の出荷始まる-桃の収穫減で希少価値高く

横浜ビールの醸造所

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 横浜・綱島産の桃を使ったフルーツビール「綱島桃エール」秋の工場出荷が、11月7日に始まる。

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 横浜ビール(横浜市中区)が、幻の桃と呼ばれる「日月桃(じつげつとう)」で製造する同商品。桃は明治中期頃から昭和初期にかけて、桃の一大生産地であった綱島に、現在唯一残る桃農家「池谷家」で作られている。

 毎年春と秋に販売している同ビールは、その年の桃の収穫量により製造量が変わる限定生産。限られた商品であることから店頭ではすぐに売り切れる。今年は例年に増して、スッキリとした味と香りが強いビールに仕上がっているという。

 主な出荷先はイトーヨーカドー綱島店(横浜市港北区綱島西2)とそごう横浜店(西区)、横浜ビール直営レストラン(中区)。で店頭販売日は未定。今秋の生産予定量は約200リットルと例年並みだが、台風の影響で原料となる桃の収穫量が少なく、来春の生産の予定が立っていない。今回はいつも以上に希少価値の高いビールとなる。

 同社の運営管理室は「横浜には『日月桃』のような希少な桃があるということをビールを通して知ってもらいたい。なかなか大量出荷ができるものではないが、地元の誇れるものを還元することで恩返しをしたい。思い入れやストーリーが一番強い商品で、これからも作り続けていく」と話す。

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