新横浜でがん患者支援イベント-競技場を24時間交代で歩き続け啓発

昨年の様子。毎年、再会できた喜びがあふれる

昨年の様子。毎年、再会できた喜びがあふれる

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 日産スタジアム(横浜市港北区小机町)に隣接する補助競技場「日産フィールド小机」で10月4日・5日、がん患者支援チャリティーイベント「リレー・フォー・ライフ・ジャパン2014新横浜」が開催される。

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 1985年にアメリカで始まった「リレー・フォー・ライフ」は、がん患者やその家族・友人などが交代で、競技場などの広場を24時間歩き続けるイベント。「がん患者は24時間闘っている」というスローガンの下、がんの予防や治療法などの知識の啓発、がんに対する理解や関心を促す。現在では世界20カ国以上に広がり、国内では約40会場で開催されている。

 昨年の新横浜大会では、患者やその家族、友人、ボランティアなど約1000人が参加した。主催は公益財団法人日本対がん協会とリレー・フォー・ライフ・ジャパン新横浜実行委員会。

 当日は24時間交代で歩き続ける「リレー・ウォーク」、がんで亡くなった方へメッセージを記して灯す「ルミナリエ」、医師やがん経験者による座談会などを予定。会場内では、歌やダンスなどのステージ、飲食ブースやグッズ販売、ワークショップなども用意する。

 同委員会広報担当の竹生和子さんは「リレー・フォー・ライフでは、特定のがんについてフォーカスしていないので、さまざまながんについて触れ、知ることができる。新横浜大会では、サバイバー(がんの告知を受けたことのある方)やケアギバー(サバイバーを支える家族や友人など)との交流を大切にしていて、昨年のサバイバーから励みになりうれしかったという声もあった。ともに歩き、語らいあうことで、これからもこのイベントを一緒に作っていけたら」と話す。

 開催は4日12時~5日12時。参加費1人1,000円(がん患者、高校生以下無料)。参加費、各収益金は寄付金として、がん医療研究助成や患者支援に役立てられる。

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