よこはま動物園ズーラシア(横浜市旭区上白根)は8月、開園15年目で初となるスマトラトラの繁殖に成功した。
スマトラトラはインドネシア・スマトラ島のみに生息するトラ。現在野生で生息しているのは400~700頭といわれ、2008年には、世界動物園水族館協会で国際血統管理計画の対象に選定されたことから、世界中の動物園が協力して種の保存に取り組んでいるという。
同園では開園当初からスマトラトラを飼育。8月4日に父親ガンターと母親デルとの間に2頭の赤ちゃんが生まれた。市内動物園でのトラの繁殖は、1996年に野毛山動物園(横浜市西区)で成功したアムールトラ以来18年ぶりとなる。
2頭の一般公開は未定だが、同園のYouTube公式チャンネルで動画配信を行うほか、ホームページでも近況を報告するという。