東急東横線綱島駅近くに10月、木造住宅を改装した商業施設「TSUNASHIMA CABIN」(横浜市港北区綱島西1)がオープンした。
遊休不動産となっている木造アパートを中心にリノベーションや事業提案を行っている「木賃デベロップメント」が手掛けた同施設。推定築40年の2階建て一軒家には、1階にフレンチビストロ「Graine Marche(グレーヌマルシェ)」、2階に「つなしま不動産マーケット」が入居する。総床面積は約100平方メートル。
ワインとストウブ料理がメーンの「グレーヌマルシェ」は、中区・野毛に続いて2店舗目の出店。ランチメニューは「本日のお魚と季節野菜のココット蒸し」など4種類すべて1,000円(サラダ、スープ、パン、ソフトドリンク付き)で、ディナーメニューは各種タパス(400円または600円)やチーズ、ストウブ料理(700円~)、鴨肉のロースト(800円)、牛フィレとフォアグラのロッシーニ(1,200円~)など。席数はテラス席20席を含む55席。
「つなしま不動産マーケット」は、綱島駅周辺の物件に特化した地元密着型の不動産店。運営はリノベーションやオーストラリアの高級塗料「PORTER'S PAINTS」の輸入販売などを手がけるNENGO(川崎市)。
「木賃デベロップメント」メンバーでスタジオA建築設計事務所代表の内山章さんは「地元の人にはよく知られた建物なので、入居テナントのターゲット層だけでなくお年寄りや子どもからも反響がありうれしい。既存の建物を活用してその土地に合った提案をし、まちを元気にしていきたい」と話している。
「グレーヌマルシェ」の営業時間はランチ=11時30分~14時30分、ディナー=17時~23時30分。「つなしま不動産マーケット」は10時~18時(火曜・水曜定休)。