プレスリリース

【相模原市】今日は5月30日(ごみゼロの日)!焼却炉から「お宝」を発掘する、SDGs未来都市の先進的な取組を紹介します

リリース発行企業:相模原市役所

情報提供:



相模原市の取組


 令和2年に内閣府から「SDGs未来都市」に認定され、令和4年には日本経済新聞社が実施した“第3回全国市区SDGs先進度調査”で全国5位にランクインした相模原市では、持続可能な社会の実現に向けた様々な先進的な取組を行っており、その中の一つに「南清掃工場」の取組があります。
 南清掃工場では、廃棄物を焼却した際に発生する熱を近隣の温水プール等に供給するほか、高効率の蒸気タービン発電機により発電を行い、余剰電力を売電しています。(令和5年度 売電金額5億円超)
 また、燃焼溶融炉から出た溶融スラグは、スラグ冷却装置で冷却されて処理され、JIS規格製品として道路用資材等に再利用しています。
 さらに、南清掃工場では「都市鉱山」とも呼ばれる一般ごみに含まれる貴金属資源に着目。これまでも、鉄とアルミを回収し資源としてリサイクルしてきましたが、令和3年より民間企業とも連携し“焼却炉の砂からの貴金属回収”の調査・研究を進め、機器等の変更・改造をせずに金・銀を回収。これを売却することによって2年間で約5,300万円もの収入を得ることができました。

令和5年度の成果とこれまでの総計


 令和5年度にはこれまでの金・銀に加え新たに銅とパラジウムの回収にも成功し、精錬などに必要なコストを差し引いても総額約2,760万円の収入見込みとなりました。

【令和3年度~令和5年度に回収した金・銀等の量と換算金額】                                        



焼却炉からの貴金属回収について


 南清掃工場で採用している流動床式ガス化溶融炉では、高温で流動する砂(約14t)を用いてごみをガス化し燃焼しています。貴金属の回収は、炉の底部に堆積し、貴金属が溶けて付着した砂(炉底砂 約2t)から行ったものです。
 現在は年6回、休炉中に炉底砂の回収を行っており、令和5年度はさらなるチャレンジを重ね、従来までの炉底砂に加え、溶融スラグ生成過程からも貴金属を回収することができました。
回収イメージ

南清掃工場での展示について


 
金のレプリカ(6g相当)
 南清掃工場では、回収した実際の砂や金のレプリカのほか、ごみ分別の重要性や持続可能な社会の実現に向けた取組のパネル等を展示しています。 

■展示時間 月~金 8:30~11:45  13:00~16:00
(予約不要 年末年始・休日を除く)



市役所での特別展示について


 相模原市役所「さがみはらインフォメーションコーナー」では、5月30日(ごみゼロの日)前後の約1か月間に渡り、回収した実際の砂や銅、金のレプリカのほか、ごみ分別の重要性や持続可能な社会の実現に向けた取組のパネル等の特別展示を行っています。市役所へお越しの方はぜひご覧ください。

■期間 令和6年6月28日(金)まで [開庁日の8:30~17:15]
■場所 相模原市役所 本庁舎I階ロビー内 「さがみはらインフォメーションコーナー」

パネル展示
実際の回収物や金のレプリカ













 相模原市では、市民の皆さまへの啓発により、ごみの削減資源化・減量化に向けた取組を推進するとともに、発生するごみからの効率的な資源の回収方法の調査・研究も進め、持続可能な循環型社会の実現に向けた取組を進めてまいります。

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