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中学生と東山田工業団地の防災マップ作り-地域課題解決の第一歩

中学生ボランティアらが工業団地内の各企業を直接取材した

中学生ボランティアらが工業団地内の各企業を直接取材した

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 東山田工業団地にある工業用・産業用電気ヒーターの製造・販売を手掛けるスリーハイ(横浜市都筑区東山田4、TEL 045-590-5561)は9月27日、ボランティアとともに作成した東山田工業団地の電子版防災マップをウェブで公開した。

 中小の企業や工場が点在し「準工業地域」とされている東山田工業団地。工場のほか住宅を建てることも可能であることから、昨年から新しいマンションが建てられ、住宅地としても開発されてきた。これから新住民が増えてくることで、騒音や住環境についてのトラブルが懸念されている。

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 同社では今回、こうしたトラブルを未然に防ぐために相互理解が必要であると考え、つづきMYプラザ主催の平成25年度事業「はぁとdeボランティア」の活動の一環として、同団地の防災マップ作りを企画。同社のインターンで高知大学人文学部2年生の大平仁美さんを中心に、社員や同事業で集まった近隣の東山田中学校の生徒がマップ作りに参加した。

 学生らは、7月から8月にかけて団地内にある約70社の企業を回り、各社の医薬品や食料の備蓄、AED・消化器設置の有無などの防災対策状況のほか、企業情報をまとめた。

 大平さんは「最初はどこから手をつけてよいか悩み、叱られたり励まされたりしながら完成にいたった。あとからこうしておけばよかったなど反省はあるが、こうした経験を社会にでてからも生かしたい。参加できて良かった」とマップ作りを振り返った。

 防災マップは横浜都市みらいの「都筑mottoいきいき元気プロジェクト」の支援を受けて、A1判のマップとして500部印刷。9月6日に完成したマップは同団地内の住居や企業のほか、東山田中学校、都筑区役所などの施設にも配布された。

 同社の男澤誠社長は「なかなか閉鎖的な工業団地という場所で、今回のマップ作りは、新住民や企業間のコミュニケーションの第一歩になったと思う。これからも地域課題解決の活動を続けていきたい」と話す。

 27日には、同社が運営する子ども向け都筑情報サイト「つづきっず、はい!」で電子版の防災マップを公開した。