まきストーブ向けのまきを販売する「横浜の薪屋さん」(横浜市港北区鳥山町)が8月28日にオリジナルドラム缶風呂の販売を始めた。
岩手県産のナラやクヌギなどのまきを約20年販売している同店。ストーブ以外の用途でもまきを使ってもらおうとドラム缶風呂を企画した。
近隣の金属加工工場や自動車工場の協力を得て約3カ月かけて製作。試作を何度も重ねて、高さ約95センチ、外径約60センチ、重さ約30キロのステンレス製のオリジナルドラム缶風呂が完成した。
加工に苦労したという3本の脚(高さ約30センチ)を取り付けて、じか火で200リットルまでのお湯を温められる(脚と脚底部分はスチール製でさび止め加工済み)。使用時は付属のヒノキすのこを沈めて入る。
スタッフの佐々木さんは「大人2人くらいで持ち運びができるので、キャンプ場や自宅の屋外風呂として気軽に利用ができる。サウナの水風呂にするのも良いかもしれない。災害時にも活用ができると思うので、自治体などにも興味を持ってもらえたら」と話す。
価格は17万円。ウェブサイト「横浜のドラム缶風呂屋さん」で販売するほか、レンタルにも対応する。