ランドスケープデザイナーでナチュラルガーデンの取り組みを広げているポール・スミザーさんの講演会「生物多様性を育むガーデンづくり」が9月9日に日産スタジアム(横浜市港北区小机町)内会議室で開催される。
「ナチュラルガーデン」とは、その土地の環境に合わせた人や自然生態系に優しい持続可能な庭のこと。ポール・スミザーさんは長くナチュラルガーデンの取り組みを提唱しており、各種著書もある。
日産スタジアムのある新横浜公園に2017(平成29)年、ポール・スミザーさんデザインのナチュラルガーデン「新横浜公園メドウガーデン」を設置した。これは同年横浜市内で開催された「第33回全国都市緑化よこはまフェア」の一環で、港北区の事業として区民と一緒に植栽などを行った。野草の咲く草原をイメージした同ガーデンは、ボランティアの協力で現在もきれいに管理されている。
当日はポール・スミザーさんが、人や生き物に優しいナチュラルガーデンの作り方をわかりやすく解説する。同園事業課の林和宏さんは「今年も花と緑があふれる横浜にポール・スミザーさんをお招きして講演会を開催する運びとなった。今年のテーマは生物多様性を育むガーデン。風土や環境条件に合う植物や材料などを皆さんと一緒に学びたい」と話す。
開催時間は10時~11時30分。参加費2,000円。要予約。