オリジナルカップラーメンを作れる「ラー博スゴメンラボ」が4月25日に新横浜ラーメン博物館(横浜市港北区新横浜2)1階体験ゾーンにオープンした。
「昭和33年の下町」を再現した館内に、全国のラーメン店(時期ごとに入れ替わる)が出店する同館。1階ではラーメンの歴史や文献の紹介、ラーメン作り体験などもできる。
30周年を迎える2024年に向けて同館は30周年プロジェクトを展開している。昨年7月には第1弾として、過去に出店したラーメン店が2年間かけてリレー形式で出店する企画「あの銘店をもう一度」を始めた。
30周年プロジェクト第2弾となる「ラー博スゴメンラボ」は、麺やスープ、具材などを組み合わせてオリジナルのカップラーメンを作れるカップラーメン製作所。ノンフライ麺のカップラーメン「凄麺(すごめん)」シリーズを販売するヤマダイ(茨城県八千代町)と真空フライ具材を作るアトラステクノサービス(神戸市西区)の協力で実現にこぎ着けた。
注文は館内でのみ利用できるスマートフォンアプリから行う。麺5種類・スープ10種類・具材21種類・容器2種類・ふた57種類を組み合わせる。ふたにはオリジナルフレームの中に、自身のスマートフォンの写真を取り込める。
企画は同館の20代の社員が中心になって担当した。本格的なラーメンのほか、たこウインナーやハンバーグといった具材、青いスープ(鶏塩味)など斬新な材料を使って、市販ではあまり見ない「ヤバい」ラーメンも作れる。
岩岡洋志館長は「『あの銘店をもう一度』はこれまでの30年を振り返った企画だが、『ラー博スゴメンラボ』はこれからの当館を考えた企画で、若い社員が中心に関わった。ラーメンの具材にたこウインナーなど考えもしなかったアイデアが出たが、これを実現するためにヤマダイさんやアトラステクノサービスさんにご協力いただいた。他にはないカップラーメン作りが入り口になって、よりラーメンに興味を持ってもらいたい」と話す。
「ラー博スゴメンラボ」の料金は540円~(麺・3種類の具材・スープ・容器・ふた込み)。営業時間は日によって異なる。入館料は、大人=380円、小中学生・高校生・シニア(60歳以上)=100円、小学生未満無料。