中地区首位の横浜ビー・コルセアーズ(横浜BC)は、東地区首位で16連勝中の千葉ジェッツ(千葉J)をホームの横浜国際プール(横浜市都筑区北山田7)に迎えて対戦し、2月4日のゲーム1は、横浜BC75-98千葉J となり第21節は黒星スタートになった。観客数は立ち見も出る4761人。
横浜BCの河村勇輝選手(PG=ポイントガード)と千葉Jの富樫勇樹選手(PG)が対戦することから「ユウキ対決」と呼ばれていた首位決戦。横浜BCは千葉Jの強固なディフェンスと正確な3Pシュートによる連続攻撃でリズムをつかめず大差で勝利を逃がした。
千葉Jのジョン・パトリックヘッドコーチは、横浜BCの河村選手への対応としてヴィック・ロー選手を当て、更に1対1では不十分なのでチームで対応。横浜BCの前節・京都戦のゲームを参考にしたことを明らかにした。
勝敗は、第1Q(クォーター)と第3Qで決まった。第1Qの冒頭より、千葉Jのギャビン・エドワーズ選手(#21)が3ポイントシュートを含めて連続2本、原修太選手(#31)、ジョン・ムーニー選手(#33)など加点が続き 横浜BC19-32千葉J の大差となった。
第2Qに入り、横浜BCのボールが回り始めリズムが戻る。松崎裕樹選手(#24)、森井健太選手(#18)、須藤昂矢選手(#30)らが連続して3ポイントシュートを決め千葉Jを追う。須藤選手、エドワード・モリス選手(#32)のディフェンスプレーや、キング開選手(#23)のコーナーからの3ポイントシュートなども決まるが、千葉Jが点差を離す流れで前半を 横浜BC41-48千葉J の得点でゲームを折り返した。
後半・第3Qに入り千葉Jの猛攻が続く。主役は富樫選手。4本の3ポイントシュートを含む18得点を挙げる活躍。横浜BCも健闘するが38得点許す結果になり 横浜BC54-86千葉Jで最終クォーターへ。
横浜BCは、第4Qで反撃を開始。河村選手やチャールズ・ジャクソン選手(#10)の連続得点で勢いづくが反撃は続かず 横浜BC75-98千葉J となり23点差で勝利を逃した。
ゲーム終了後、河村選手は「完敗だった。千葉Jが得意とするトランジションオフェンスを守り切れず、オフェンスリバウンドで苦戦。自分たちのバスケットができなかった。チームとしても個人としてもこの大敗を糧に成長していきたい」とコメントし勝利奪取への意欲を見せた。