現在建設中の相鉄・東急直通線の新駅「新横浜駅」(横浜市港北区)が11月24日、報道関係者向けに公開された。
相鉄・東急直通線は西谷駅から相鉄・JR直通線羽沢横浜国大駅(2019年開業)を経由して、東急東横線・目黒線日吉駅を結ぶ新路線。西谷駅~新横浜駅間は「相鉄新横浜線」、新横浜駅~日吉駅間は「東急新横浜線」の名称となる。来年3月に開業予定で、新駅として「新横浜駅」のほか「新綱島駅」も設ける。
新駅「新横浜駅」は、JR新横浜駅前を通る環状2号線の直下で、横浜市営地下鉄新横浜駅よりも深い地下4階(深さ約35メートル)にホーム(島式2面3線)を置く。
改札口はJR新横浜駅前の円形歩道橋直下で、市営地下鉄の改札口と同じ地下1階に設置。新設する市営地下鉄の改札口を挟んで、北改札(日吉駅方面)と南改札(羽沢横浜国大駅方面)を設けて、北改札を東急電鉄が、南改札を相模鉄道が、それぞれ運営する。コンコースは、北改札がライン照明と白色基調のデザインで先進的な都内のイメージを、南改札はレンガやダークグレーのデザインで横浜をそれぞれ表現しているという。
当日は「相鉄新横浜線」「東急新横浜線」それぞれの運行計画も発表した。「相鉄新横浜線」は、平日朝ラッシュ時間帯に1時間当たり11本(相鉄本線4本、いずみ野線7本)、日中時間帯以降は1時間当たり片道4~8本運行する。「東急新横浜線」は平日朝ラッシュ時間帯に1時間当たり最大16本を運行させ、4本は東横線直通、12本を目黒線直通にする予定。目黒線に直通する12本のうち最大5本は新横浜駅始発となる。
これまで相鉄線二俣川駅から新横浜駅へは横浜駅経由でJR横浜線や横浜市営地下鉄線を使うルートで30分以上かかっていたが、相鉄・東急直通線開業によって乗り換えなしの11分に短縮される。併せて都内から新横浜駅への移動時間も大幅に短縮されるため、沿線住民の利便性向上に期待がかかる。