JR名古屋駅のみで販売しているご当地スイーツ「ぴよりん」が9月3日、JR新横浜駅直結のキュービックプラザ新横浜(横浜市港北区篠原町)10階で限定販売される。
「ぴよりん」は、ジェイアール東海フードサービス(愛知県名古屋市)が名古屋駅構内のカフェや専門店のみで販売するヒヨコ型スイーツ。名古屋コーチンの卵で作ったプリンやババロア、粉末状のスポンジ、チョコレートでヒヨコの姿に仕上げる。一つずつ手作業で繊細に作られているため、衝撃を与えないように持ち帰らないと、すぐに崩れてしまう。
数年前からSNS上では自然発生的に「#ぴよりんチャレンジ」の投稿が増えた。「ぴよりん」の持ち帰りの様子を投稿するもので、そのままの姿で持ち帰りに成功した写真から、崩れてしまった、ひっくり返ってしまったなどの失敗の投稿まで、持ち帰りの時間や距離を投稿して盛り上がっている。
今回は初めてぴよりんが首都圏で販売されることが決まった。商品は「ぴよりん」と「ほうじ茶ぴよりん」の2個入りパック(1,200円)。ぴよりんグッズなど関連商品の販売も予定する。
販売するぴよりんは前日に、新幹線で名古屋から新横浜まで慎重に運ぶ。同社によると、推奨持ち歩き時間2時間のぴよりんが、無事に新横浜に到着できるかどうかも注目だという。
同館を運営する新横浜ステーション開発営業部営業課の仲田桃子さんは「名古屋で人気のスイーツがついに関東初出張となり、すでに大きな反響も頂いている。名古屋では毎日完売のスイーツを新横浜で手に入れられるチャンス」と話す。
販売時間は10時~。現在、3階Qひろばでは名古屋の観光情報と共に歴代ぴよりんを紹介するパネル展を開催している(9月3日まで)。