埼玉・川越のつけ麺店「頑者」が8月12日~9月1日、新横浜ラーメン博物館(横浜市港北区新横浜2)に期間限定出店する。
「昭和33年の下町」を再現した館内に、全国のラーメン店(時期ごとに入れ替わる)が出店する同館。30周年を迎える2024年に向けて、過去に出店したラーメン店が2年間かけてリレー形式で出店するプロジェクト「あの銘店をもう一度」を7月から始めた。
プロジェクトの第3弾となるのは「頑者」で、同館では2010年(平成22)年~2014(平成26)年に出店した。
埼玉県川越市新富町に2000(平成12)年にオープンした「頑者」は、新しいつけ麺のスタイルを作り上げた店舗。それまでの甘辛いしょうゆ味のスープとは異なり、鶏ガラと豚骨の動物系スープと煮干しや鰹などの魚系スープを合わせたダブルスープを使った「濃厚つけダレ」が特徴で、これに「極太麺」と「魚粉」を合わせる。具材として魚粉を初めて使ったのは同店だという。
同店のつけ麺は当時、東京ラーメンオブザイヤーの新人賞、最優秀賞を受賞した。そこからこのスタイルのつけ麺を多くの店が取り入れたことから、一気に「つけ麺」は市民権を得ることとなった。
同館広報担当の小林綾子さんは「つけ麺界に革命を起こした頑者。唯一無二の極太自家製麺と濃厚でキレのあるスープの融合を体験していただけたら」と話す。
メニューは「つけめん」(980円)、「つけめんチャーシュー」(1,330円)、「辛つけめん」(1,030円)、「辛つけめんチャーシュー」(1,380円)ほか。
営業時間は日によって異なる。入場料は、大人=380円、小中学生・高校生・シニア(60歳以上)=100円、小学生未満無料。