和歌山のラーメン店「井出商店」が7月1日~21日、新横浜ラーメン博物館(横浜市港北区新横浜2)に期間限定出店する。
「昭和33年の下町」を再現した館内に、全国のラーメン店(時期ごとに入れ替わる)が出店する同館。30周年を迎える2024年に向けて、過去に出店したラーメン店が3週間のリレー形式で出店するプロジェクト「あの銘店をもう一度」が始まる。
2年かけて約40店が復活する予定で、第1弾となるのが「井出商店」。同館では1998(平成10)年~1999(平成11)年と2003(平成15)年~2011(平成23)年の2回出店している。
和歌山で1953(昭和28)年に創業した同店。まろやかな口当たりのスープは、豚骨を強火で沸騰させて溶けだしたゼラチンが、スープと脂を乳化させることで作られる。麺はストレートの細麺で、かまぼこ、チャーシュー、メンマ、青ネギをトッピングする。
メニューは中華そば(900円)、特製中華そば(1,050円)、早寿司(サバの押しずし、150円)など。
同館広報担当の中野正博さんは「ラー博史上最大のプロジェクトが始まる。『20年前に行きました』『昔はよく通いました』といった方々に足を運んでいただきたい。若い世代には当時社会現象となったラーメンブームを体感してほしい」と話す。
営業時間は日によって異なる。入場料は、大人=380円、小中学生・高校生・シニア(60歳以上)=100円、小学生未満無料。