たまプラーザのコミュニティースペース「3丁目カフェ」(横浜市青葉区美しが丘1、TEL 045-516-8037)が4月21日、営業継続のためのクラウドファンディングを始めた。
自治会や老人会などの地域活動をしてきた大野承オーナーが2014(平成26)年に開いた同店。「当初は美しが丘3丁目周辺に出店する予定が、さまざまな縁から1丁目での出店となった」と大野さん。カフェ発想の原点である「3丁目」の名前はそのまま店名に残した。
これまで平日のカフェ営業のほか土曜・日曜を中心にスペース貸しに対応。年間1500もの地域のグループや団体が利用し、音楽イベントやワークショップを行っており、今では地域のコミュニティー拠点として知られている。
3月からは、新型コロナウイルスの影響でイベントの中止など利用客が激減し、4月1日からは臨時休業した。営業再開に向けて、個人資金の投入や金融機関からの借り入れ、政府の持続化給付金申請などさまざまな手段を講じているが、危機的な状況となっており、今回はクラウドファンディング(CAMPFIRE)への挑戦も決めた。
大野オーナーは「3丁目カフェはなくせない、地域からなくしてはならない、といった支援の言葉が一番うれしかった」と話す。
募集開始から1日で目標金額(200万円)の75%に達した。募集は5月29日まで。