絵本を積んだ車が都筑区内各所を回る移動図書館企画「走らせよう!つづきブックカフェ~ひと・まちを本でつなぐプロジェクト~」が現在、実現に向けて寄付を募っている。
区内の有志が企画したこのプロジェクト。キャンピングカーを改装し、内部を本棚にした「つづきブックカフェ号」が公共の図書館サービスが届かないエリアなどにイベント的に駆けつけ、3時間のブックカフェをオープンする。
車内では本を閲覧できるほか、車外にはパラソルやテーブル、イスを設置し、近隣カフェなどと協力してカフェ空間も提供する。
2019年1月からの運用に向けて現在、横浜の地域課題解決クラウドファンディング「ローカルグッドヨコハマ」で資金調達に挑戦中。最低必要金額100万円、目標金額240万円を設定してプロジェクトをPRしている。
運用当初は小田原市の川田製作所が所有する「ものづくりの出張ワークショップ」用に作られた車を借りる予定。9月15日に区内で行われたタウンセンター子育て地蔵まつりでは、小田原からこの車を借りて試験運用し、盛況だった。
初年度は区内のコミュニティーカフェや農園作業所、お寺、商店街など8カ所でオープンを計画。本は寄付や図書館からの貸出でまかなう。今後は財政基盤を作って、自前の車製作や車・本の保管場所確保を目指す。