カナダ・トロント発のラーメン店「RYUS NOODLE BAR(リューズヌードルバー)」が10月17日、新横浜ラーメン博物館(横浜市港北区新横浜2)に出店する。
アメリカやヨーロッパなど世界21カ国・38都市の海外ラーメン店を調査してきた同館。日本の食文化が各地域の風土や文化と融合した、新しいラーメンが生まれているという。
2013年からは調査結果を踏まえて、海外で独自に誕生した「逆輸入」のラーメン店を紹介する企画をスタート。これまでに、ハリウッド発のラーメン店「IKEMEN HOLLYWOOD(イケメンハリウッド)」(2014年6月卒業)、ドイツ発の「無垢」(2014年6月出店)、イタリア発の「CASA LUCA(カーザルカ)」(2017年1月卒業)、ニューヨーク発の「YUJI RAMEN(ゆうじラーメン)」(2018年9月卒業)がそれぞれ同館に出店している。
第5弾となる「RYUS NOODLE BAR(リューズヌードルバー)」は、カナダ・トロントに2013年にオープンしたラーメン店。オーナーは、長く日本とカナダの飲食業界に携わってきた髙橋隆一郎さんが務める。甘味や辛味など、味覚がはっきりとしたものが好まれるカナダで、鶏や魚介、みそ、野菜などのうまみ・甘味を使い、カナダ人・日本人それぞれから求められる味を追求した。
メニューは鶏と野菜ポタージュに魚介だしを使った「RYUS鶏白湯ラーメン」(900円)、カナダで愛されている日本食「銀ダラの西京焼き」をヒントにした「西京味噌薫る鶏白湯味噌ラーメン」(950円)、ベジタリアン向けの「カリフラワーポタージュのベジ味噌ラーメン」(980円)など。
同館広報の小川寛人さんは「長時間かけて抽出した鶏のうま味と野菜ポタージュの甘味に、凝縮した魚介のコクが調和した鶏白湯。日本では味わえない独自性に富んだ、まさにカナディアン鶏白湯といえる。トッピングに『自家製スモークメイプルバター』を加えると深いコクと甘味の変化が楽しめるのでおすすめ」と話す。
営業時間は日によって異なる。同館の入場料は、中学生以上=310円、小学生・シニア(60歳以上)=100円、小学生未満無料。