24時間交代で歩いて啓発 新横浜でがん患者支援チャリティーイベント

昨年の様子。がんに立ち向かう勇気や生きることへの喜びを共有することで「がんに負けない社会」を目指す

昨年の様子。がんに立ち向かう勇気や生きることへの喜びを共有することで「がんに負けない社会」を目指す

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 日産スタジアム(横浜市港北区小机町)に隣接する補助競技場「日産フィールド小机」で9月22日・23日、がん患者支援チャリティーイベント「リレー・フォー・ライフ・ジャパン2015新横浜」が開催される。主催は公益財団法人日本対がん協会とリレー・フォー・ライフ・ジャパン新横浜実行委員会。

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 「リレー・フォー・ライフ」は、がん患者とその家族の支援を目的に、24時間歩き続ける同イベント。1985年にアメリカで始まり、地域社会全体でがんと闘うための連帯感を育む場として大きく広がった。

 「がん患者は24時間闘っている」というスローガンの下、がん患者やその家族・友人などが交代で競技場を歩き続け、がんの予防や治療法などの知識の啓発、がんに対する理解や関心を促す。現在では世界20カ国以上に広がり、国内では約50会場で開催されている。

 今年で7回目の開催となる新横浜大会。昨年は約800人が参加した。当日は24時間交代で歩き続ける「リレー・ウォーク」、「キャンドルラン」、医師による啓発講演などを予定。会場内では、歌やダンスのステージ、飲食ブースやグッズ販売、キャンドル作りのワークショップも用意する。

 夜は、がんで亡くなった人を偲び、がんと闘っている人を応援するメッセージが描かれたルミナリエバッグに明かりが灯され、競技場全体が幻想的な光景になる。

 同委員会事務局長の竹生和子さんは「会場は陸上競技場ではあるが、競うことなく、皆さんそれぞれのペースで歩き、ステージやさまざまなワークショップを楽しめるように準備を進めている。がんについて知ってもらうことで、みなさまの理解が進んでほしい」と話す。

 開催は13時~翌13時。雨天決行。参加費1人1,000円(高校生以下とがん患者は無料)。参加費、各収益金は寄付金として、がん医療研究助成や患者支援に役立てられる。

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