新横浜公園(横浜市港北区小机町)第3水路で植栽しているサクラソウが今年も開花した。
サクラに似たピンクや白の小さな花を咲かせるサクラソウは、愛好家によって園芸として育てられることが多い。自生する場所は極めて少なく、環境省のレッドデータブックの準絶滅危惧(きぐ)にも指定され、自生地は保護対象となっている。
同園のある鶴見川流域にはかつて、サクラソウの自生地があったとされていることから、サクラソウの自生地を復活させるプロジェクトが8年前から始動。近隣の小机小学校(小机町)や地元の市民活動団体「横浜さくらそう会」が協力し、毎年植栽活動を行っている。
サクラソウは一つ一つの株の花は1週間ほどしか咲かない花だが、群生しているこの水路では1カ月程度花を楽しむことができる。現在次々に咲いており、見頃を迎えた。
同園では水路いっぱいにサクラソウを咲かせるため、10万株の植栽を目指している。