来春開校予定の市民芸術大学「あおば放課後芸術大学」のお披露目講座「夏の教室」が、8月16日から開講される。
同大学は、代表の佐藤健郎さんが2013年第3回OICHI社会起業ビジネスアワードで構想を発表し、優勝したことがきっかけとなって始まった市民芸術大学。たまプラーザ駅前商店会会長の小松礼次郎さんと共に企画し、6月には、地域の商店会関係者、アーティスト、クリエイターが集まり「あおば放課後芸術大学開発グループA.H.A.A」が発足した。
あおば放課後芸術大学には校舎は無く、街角の「カフェ」「アトリエ」「会議室」「広場」など「教えたい・学びたい」が生まれた場所すべてが学びやとなる。学部は「芸術学部」「デザイン学部」「放課後学部」の3つ。
現在は2015年4月の開校を目指して準備中で、開校までは夏、秋、冬にお披露目講座を開講する。「夏の教室」では、音楽家の白坂智之さん、鞍持勇紀さん、らくがきアート作家ca37さんらに学ぶ「親子で楽器作り」や、NPO法人協同労働協会OICHI理事長坂佐井雅一さんに学ぶ「起業ワークショップ」など、子どもから大人まで参加できる全10講座を開講予定。
佐藤さんは「子ども世代は学校の放課後、働き・子育て世代は仕事の休日やアフターファイブなど本業の放課後、シニア世代は定年後の人生の放課後と、それぞれの『放課後時間』を楽しみながら学び、活用してほしい。交流・創造・見守りを軸に、美術や音楽、企画やデザイン、新しいビジネスなど市民の手から生まれた成果物を街の課題解決や活性化、美観作りに役立てていけたら」と話す。
8月10日に3丁目カフェ(横浜市青葉区美しが丘1)で開催されたお披露目パーティーには関係者や地域住民など50人以上が参加。ハワイアンライブやフラダンス、放課後芸大・芸術学部の講師、運営メンバー有志「放課後バンド」による演奏で盛り上がり、地域の人へ同大学の魅力を伝えた。
「夏の教室」開講日は、8月16日~9月6日の間の10日間。開催場所、開催時間は講座により異なる。