市歴博で矢崎山遺跡の企画展-古墳時代の生活を変えた技術の紹介

企画展の行われる横浜市歴史博物館

企画展の行われる横浜市歴史博物館

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 横浜市歴史博物館(横浜市都筑区中川中央1、TEL 045-912-7777)で、古墳時代の生活文化・技術を紹介する企画展「古墳時代の生活革命-5世紀後半・矢崎山遺跡-」が開催されている。

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 同遺跡は現在の都筑区荏田南町にあった集落の遺跡。同集落の人々は5世紀後半から6世紀中頃にかけて展開し、同時期に朝鮮半島から西日本に伝わったばかりだった「カマド」や「須恵器(当時の超高級陶器)」、「鍛冶技術」など、当時としては最先端の生活文化・技術を持っていた。

 特に同集落のほぼすべての住居に備えられていた「カマド」は同時代の関東地方では珍しく「古墳時代の台所革命」と呼ばれ、当時の人々の生活を大きく変えた。

 同企画展は当時の生活文化や技術の紹介と同時代の関東地方の開発を行い、古墳を築いた首長たちの動向を探る。そのほか関連イベントとして、講演会「矢崎山遺跡の発掘調査(仮題)」(7月3日14時~、参加費500円、応募締切6月23日)や担当学芸員による展示解説(6月12日=11時~・14時~、7月4日=11時~・14時~、参加費無料、当日先着順)なども行われる。

 展示期間は7月11日(月曜日は休館日)まで。開館時間は9時~17時。企画展の観覧料は一般=300円、大学・高校生=200円、中学・小学生=100円。

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