横浜市民ギャラリー(横浜市青葉区あざみ野南1)で2月16日、「アートなピクニック-視覚に障がいがある人とない人が共に楽しむ鑑賞会」が開かれる。
利用者の特性に的を絞ったワークショップを開催し、障害者・高齢者・親子・外国人などさまざまな課題を共有し、美術館の可能性を考える「みんなの美術館プロジェクト」を行っている同ギャラリー。今回はそのプログラムの一つとして、視覚障害者と視覚に障害がない人でディスカッションしながらアート作品を鑑賞する。
当日は2日から同ギャラリーで開催されている個展「写真家 石川真生-沖縄を撮る」を鑑賞。視覚に障害がない人が視覚障害者に作品の感想や説明を伝え、視覚障害者の質問に答えていく。両者ともにディスカッションをしながら個展を鑑賞することで、今まで見えていなかった部分が見えてくるという。
同ギャラリー学芸担当の森未祈さんは「これまでひとりで鑑賞するのが好きだった方も、新しい発見ができると思う。『みんなの美術館プロジェクト』も多くの人が参加することで、より豊かな内容になっていく」と話す。
開催時間は10時15分~12時30分。