東京都市大学横浜キャンパス(横浜市都筑区牛久保西3)4号館2階で12月10日~13日、顔認識技術を使ったチャリティーイベント「エミタメ for チャリティ」が開催された。
「エミタメ」とは電通国際情報サービス(東京都港区)オープンイノベーション研究所とクウジット(港区)の共同研究プロジェクト。顔認識技術を組み込んだ鏡面仕様のデジタルサイネージを利用し、サイネージの前に立った人の笑顔を認識してさまざまなコンテンツを提供する。
今回は同大学岡部研究室の学生が、企画のコンセプト・空間演出としてプロジェクトに参加。12日に同大学でチャリティーコンサートが開催されたことから「サイネージでためた笑顔を寄付する」という企画になった。
期間中は学生や職員向けに公開されたほか、12日のチャリティーコンサートでは地域住民など一般向けにも公開。サイネージを使って参加者の笑顔を計測し、その場に笑顔を増やすほか、笑顔はその度合いに応じて寄付やチョコレートに変わる。笑顔による寄付相当額は同コンサート事務局に寄付された。
同研究室広報担当の鰐淵久美さんは「体験していただいた方の会話を聞いていると、コンセプトを楽しんでくれていた。その場が楽しくなるだけでなく、笑顔をあとで思い出して、前向きな気持ちになれると思う」と話す。
今後はさまざまな施設やイベントでの展開も検討しているという。