東洋英和女学院大学(横浜市緑区三保町)で9月25日、メディア・コミュニケーション研究所設立シンポジウム「記録映像の世界と人々-『シリーズ 日本のドキュメンタリー』を語る」が開催される。
メディア分野での研究・教育活動に力を入れていくため、4月に同研究所を開設した同大。今後インターネット調査の現状や課題について研究会を開いていき、多様化するメディアを幅広く考察できる場を、学生、研究者、マスコミ関係者、地域住民とともに築き上げていくという。
今回は同研究所設立を記念したシンポジウムを開催。映画評論家で日本映画学校校長の佐藤忠男さんによる基調報告や、映像ジャーナリストの熊谷博子さん、放送作家の石井彰さんを交えて、ドキュメンタリーをテーマにパネルディスカッションを行う。
同大学国際社会学部教授で、同研究所副所長の町田幸彦さんは「今回のシンポジウムでは映像ジャーナリズムの中心、ドキュメンタリーを取り上げた。時代の記憶の発掘はメディアの重要な役割の一つ。当研究所は産声を上げたばかりの組織だが、地域の方々の声に耳を傾けながら、大学の特色を生かした多角的な学術交流と情報発信を進めていきたい」と話す。
開催は14時~。無料。