ハウスクエア横浜・住まいの情報館（横浜市都筑区中川1）で5月29日から、展示イベント「美しい世界の手仕事プロジェクト2010-世界各地の貴重で美しい手仕事をご紹介－」が開催される。

　同イベントは1階ギャラリーで行われる手仕事ギャラリー「手仕事がつなぐ美のスピリット～海洋アジア、アンデス、シルクロードを結ぶもの～」と1階ハウスクエアホールでワークショップなどを行う「手仕事フェスタ-sui-Vol.3」の2つの催し。「手仕事」に魅せられた有志メンバー「熱中人」が企画・運営をし、世界各地の手作業で作られた民族衣装や布、じゅうたんなどを紹介する。

　手仕事ギャラリーは6月27日までで（水曜日と6月7日～10日は休み）、5月29日～6月6日の前半はシルクロード、6月11日～27日の後半は海洋アジア・アンデスがテーマ。フィリピンの民族衣装や生地をはじめ、シルクロード遊牧民のじゅうたん、インドネシアの染織、ペルーやボリビアの布や衣装などを有志の手仕事コレクターのコレクションから出展する。

　手仕事フェスタは6月11日～13日に「フィリピン民族衣装特有の布を繋ぐ技法の紹介・体験」や「インド・パキスタンの民族に伝わるミラーワーク刺しゅう」など実際に手を動かして作品を作るワークショップを開催。 失われつつある手仕事の魅力を実際に体験することができる。

　そのほか期間中「世界の手仕事バザール」と題した布や小物、アクセサリーの販売会、期間中の土日には専門家によるトークイベントなどを行う。

　同イベントを運営する手仕事プロジェクト事務局の田原雅さんは「手仕事が好きで集めたこだわりの品が一堂にそろい、ワークショップやトークショーなど、個性的なイベントも多数開催すので注目してほしい」と話す。

　イベントの入場料は無料（ワークショップは有料）。開催時間は手仕事ギャラリー＝11時～17時、手仕事フェスタ＝10時30分～17時30分（最終日は17時まで）。