若者の就労支援などを行っている「シェアするココロ」(横浜市都筑区中川中央2、TEL 045-534-6693)が現在、大学生の生活満足度調査プロジェクト「QOUL(クォール)」を実施している。
同調査は、2011年度の厚生労働省社会福祉推進事業の一環で「大学生の生活満足度向上委員会」監修の下、同社が実施するもの。ニートやフリーターを支援する施設の利用者の多くが大卒者であることから、現在の大学生の生活実態や問題点などを詳しく把握することを目的としている。
今回は、ウェブサイト上のアンケートのほか、対面でのアンケートやヒアリングも実施。ウェブサイト上のアンケートは30の設問を用意し、大学生であれば誰でも参加することができる。
昨年12月に調査を始めたが、これまでに全国から1500以上の回答を回収。2月末には回答の受け付けを終え、調査結果を4月に公表するほか、全国の大学へ配布する。
同社の織田鉄也さんは「今『大学全入時代』『基礎学力低下』『就職留年』など大学生活を巡って、さまざまな言葉が出てきているが、一方で大学生自身の言葉はあまり聞こえてこない。この調査結果が『大学で過ごす4年間がどうあるべきか』大学と学生自身が考える一助になれば」と話す。