
障害があるアーティストとコラボレーションした「アール・ブリュット コンセプトルーム」の宿泊プランが4月19日、JR新横浜駅直結のホテルアソシア新横浜(横浜市港北区新横浜2)で始まる。
フランス語で「生(き)の芸術」を意味する「アール・ブリュット」。専門的な教育を受けていない人の芸術や表現の総称で、障害のある人の芸術作品も含まれる。
同ホテルでは多様性のある社会実現を応援するために昨年から、SDGs週間などにアール・ブリュット作品を使ったスカーフやポケットチーフを着用する取り組みを始めた。
今回は神奈川県内で活動する障害があるアーティストとコラボ。約50平方メートルのエグゼクティブツインルーム2部屋を4人のアーティストの作品の柄を使って枕カバーやクッションカバー、壁掛けアート、コースターなどで装飾した。
併せて、館内エントランスロビーフロアには縦2メートル、横6メートルの巨大な壁面アート(期間中前後半で別作品を展示)、コンセプトルームがあるフロアのエレベーターホールには壁掛けアートを展示する。
同ホテルの中山友美さんは「アール・ブリュット作品を着用したことで、従業員自身が作品の彩りやデザインに魅力を感じたことから、今回のコンセプトルームを企画した。皆さまにもその魅力を感じてほしい」と話す。
宿泊料金は5万4,800円(1室2人までの料金、朝食付き)。9月30日まで。