横浜市営地下鉄センター南駅近くの「ワインと料理 十六夜の月」(横浜市都筑区茅ケ崎中央)が1月5日にオープン3周年を迎えた。
ダイニングバーやチェーン店、ワイン専門店など10年近く飲食業界に務めていた依田真一さんが開いた同店。長年培ってきたワインや料理の知識を使って、温度管理されて流通する状態の良いワインを提供する。
固定のフードメニューは設定せず、来店客の希望を聞いて、ワインに合う料理をその日仕入れた食材を使って提供。調味料を極力使わず、食材の組み合わせで、素材の味や季節を感じられる創作料理に仕上げる。
依田さんは「赤ワインにはこれ、白ワインにはこれという先入観ではなく、お客さまやワイン、その季節に合わせて料理を提案したいため、このようなスタイルにした。その分即興で作らなければいけないのでプレッシャーはあるが、お客さまには満足いただいていると思う」と話す。
オープンから3年たち、常連客が増えたほか、農家など横浜の生産者とのつながりも多くなったという。「当初は昼間の時間帯に料理教室を開いていたが、お客さまが増えて仕入れや仕込みの時間が多くなり、現在は休止している。お客さまとの交流で、地域のアナログなつながりの大切さをより感じるようになった3年だった」と振り返る。
営業時間は18時~24時。