横浜市の「二十歳の市民を祝うつどい」が1月13日、横浜アリーナ(横浜市港北区新横浜3)で行われた。
毎年「成人の日を祝うつどい」を行ってきたが、2022年に成年年齢が18歳に引き下げられ、2023年からは「二十歳の市民を祝うつどい」の名称で開催している。式典は、市民アンケートや関係団体の意見から、「成人としての社会的責任を改めて自覚」してもらおうと、これまで通り20歳の横浜市民を対象とすることにした。
当日は市内の区ごとに午前(青葉区、旭区、神奈川区、港北区、都筑区、西区、保土ケ谷区、緑区)と午後(泉区、磯子区、金沢区、港南区、栄区、瀬谷区、鶴見区、戸塚区、中区、南区)の2回に分けて開催。YouTubeチャンネルを使ったライブ配信も行われた。
今年の対象者は2004(平成16)年4月2日から2005(平成16)年4月1日までに生まれた横浜市内に住民登録している3万5450人(港北区は3120人、都筑区は2402人、青葉区は3367人、緑区は1786人)。昨年に比べ約400人減った。
朝から交通規制された横浜アリーナと新横浜駅周辺には、華やかな着物やスーツ姿の20歳の市民と保護者らが集まった。式典には延べ2万2390人(午前=1万1612人、午後=1万778人)の20歳の市民が参加した。
今年の式典のテーマは「はじまり」。この世代は高校生活3年間を新型コロナウイルス禍の中過ごした。思い描いていた学生生活が送れなかった人が多かったという。「節目の年で気持ちを新たに、人それぞれ新しい『はじまり』に向かって歩みを進めていきたい」という思いが込められた。