新横浜グレイスホテル(横浜市港北区新横浜3)で7月8日、新横浜の5つのホテルの従業員が一堂に会する「食の安全大会」が行われた。
各ホテルの利用客へ提供する食事やサービスの向上と意識の確認を目的に始まった同企画。参加者は、新横浜グレイスホテル、新横浜プリンスホテル、新横浜国際ホテル、新横浜フジビューホテル、ホテルアソシア新横浜の従業員150人で、全員が各ホテルのユニフォームで同企画に望んだ。
毎年初夏に各ホテルで開催されており、6回目となる今年は新横浜グレイスホテルが会場となった。今回のテーマは「食中毒」と「食品の放射能検査」。横浜市保健所港北福祉保険センター生活衛生課課長の山口弘二さんによる食中毒の現況の報告、食品衛生に関する検査などを行っている財団法人新日本検定協会の浅見康二さんと中島昭さんによる放射能検査の概要などが紹介された。
そのほか、新横浜プリンスホテルの衛生管理担当リーダーの泉美保さんによって、食中毒の危険性、防止と予防の方法などのレクチャーとともに、各ホテル対抗のマルバツクイズで、情報の共有を行った。
グレイスホテル取締役本部長の森祐介さんは開会のあいさつで「今年は国内・国外で食中毒の事故、東日本大震災の影響による放射能の問題と、食品の安全に注目が集まっている。そのような状況で、5つのホテルで食の安全を学び、学んだことを普段の業務にしっかりと生かしていきたい」と話した。