新横浜ラーメン博物館(横浜市港北区新横浜2)に5月1日、東日本大震災後初めてタイの一般団体客が来館した。
出迎えた新横浜ラーメン博物館、横浜市、財団法人横浜コンベンション・ビューローの関係者ら(関連画像)
震災後、世界各国で日本渡航に関する勧告を行っていることから、訪日外国人旅行者が減少。タイでは震災や原子力発電所事故の影響で、訪日旅行ツアーはほぼ全て中止となっていた。
タイの観光業界は市場正常化のため、4月30日からタイの一般団体ツアーと旅行会社による日本視察を実施。風評を排除した日本の実態を把握するほか、タイの旅行業界幹部が自ら日本を訪れることで、安全性をタイ国内にアピールするのが狙いだという。
当日、タイの一般団体客51人が来館。同館や横浜市、横浜コンベンション・ビューローの関係者と市内の観光事業者による出迎えが行われた。
横浜市文化観光局集客推進課長の若林和彦さんはツアー客に向けて「短い時間だが横浜を楽しんでいただき、帰国したら『横浜は大丈夫だった』と周りの方に伝えてほしい」と訴えた。
同館には今後、数日にわたって外国人団体客が来館する予定で、出迎えを続けるという。