日産スタジアム(横浜市港北区小机町)に今年も、こいのぼり約300匹が泳いでいる。
同スタジアムではこれまで、家庭で役目を終えたこいのぼりを募集してきており、毎年ゴールデンウイーク期間中にスタジアムの外周に掲揚してきた。
今年は募集を行わなかったが、昨年までに寄贈された約300匹以上のこいのぼりを4月25日から掲揚。東日本大震災の影響で延期されていた横浜F・マリノスのホーム開幕戦が行われる4月29日には、近隣の保育園・幼稚園の園児が作成した「オリジナルこいのぼり」18匹が空を泳ぐ。
同スタジアム事業部事業課の菅野政勝さんは「近隣の園児の皆さんには、横浜F・マリノスへの応援とともに、今回の震災の被災地の皆さんへ思いも込めて作成いただいた。大空にこいのぼりが高く舞い上がることで、横浜から被災地に笑顔と元気を届けたい」と話す。
寄贈されたこいのぼりは、スタジアム周辺のポールや西ゲート周辺、オリジナルこいのぼりは東ゲート周辺に掲揚(強風や悪天候の場合は中止もあり)。5月7日まで。