都筑民家園(横浜市都筑区大棚西2)内の主屋と馬屋のかやぶき屋根の補修工事が完了し、2月1日に公開された。
江戸時代の民家で、横浜市指定文化財でもある「旧長沢家」を移築・整備した都筑民家園。主屋と馬屋を中心に管理棟、庭、茶室などで構成され、当時の生活様式を見られる貴重な場所として地域に親しまれている。
昨年10月からは主屋と馬屋のかやぶき屋根の全面補修工事にともなって、休館していた同園。1997年のオープン以来の大規模な補修工事となった。
作業はかやぶき建築の職人が集まる「茅吉」(かやきち、山梨県南都留郡)が担当。約3カ月かけて作業を行い、きれいなかやぶき屋根が復元された。
2月1日から一般公開された同園。近隣小学生の見学会にさっそく活用されたほか、2月3日には節分行事、2月22日からはひな祭りイベントを控える。
2月26日にはかやぶき完成を祝ったイベント「煎茶カフェ」も予定。参加費300円で煎茶と民家園が焼き印されたおまんじゅうを民家園で楽しめる(開催時間は10時~)。
開園時間は9時~17時。