港北図書館(横浜市港北区菊名6、TEL 045-421-1211)で現在、「電動車椅子サッカー」を紹介する展示が開催されている。
これまでも横浜F・マリノスをはじめ、地域のスポーツチームや企業とのコラボで展示企画と所蔵する書籍を紹介してきた同館。今回は障がい者スポーツ文化センター「横浜ラポール」で3月26日に開催される、「第13回横浜F・マリノスカップ 電動車椅子サッカー横浜大会」に合わせて企画された。
「電動車椅子サッカー」は電動車椅子前面に取り付けたフットガードで、直径32.5センチのボールをコントロールして行うサッカー。自立が困難な障がいのある選手も多いが、ジョイスティック型のコントローラーを手や顎で操作し、激しい動きでパスやシュートを行う。
「横浜F・マリノスカップ」は横浜F・マリノスのサポートの下、電動車椅子サッカー横浜連絡会が主催する大会。電動車椅子サッカーの普及と、関係者や他地域との交流、選手育成が目的で、市内外の6チームが参加する。
同館では「横浜F・マリノスカップ」開催に合わせて「電動車椅子サッカー」を紹介する展示を開催。実際に競技で使われる電動車椅子をはじめ、これまでの大会の様子や電動車椅子サッカーの歴史などをひもとくほか、関連書籍も紹介している。
木下豊館長は「来月1日からの障害者差別解消法施行や4年後のパラリンピックを控えて、今回の展示を企画した。障がい者や障がい者スポーツへの理解を皆さんに深めていただけたら」と話す。
開館時間は9時30分~19時(土曜・日曜・月曜・祝休日は17時まで)。展示は29日まで。