東急東横線大倉山駅近くの建築設計事務所「設計機構ワークス」(横浜市港北区大倉山3)1階に10月、「Pukutto食堂」がオープンした。
設計機構ワークススタッフの坂口萌さんと、コーヒー担当の池田沙織さんが営む同店。坂口さんはSEとして働いた後、姉が経営する同事務所に誘われ、スタッフのランチ作りを行っていたという。事務所では月1回ジャム作り・スプーン作りなどのワークショップイベントも開催してきた坂口さんは、「まちに開かれた社員食堂を作ろう」と考え、同店オープンにいたった。
店舗は、打ち合わせスペースとキッチンがあった1階を改装し、クラウドファンディングで得た資金で家具を追加購入した。店内はカウンター席2席を含む8席で、店舗面積は約20平方メートル。「おいしいコーヒーと食事の両方を」ということから、開店までに東京・三軒茶屋の「かみむら食堂」で修業し、池田さんの地元である九州の食材も取り入れたメニューを考案した。
平日限定のランチセットは鹿児島郷土料理とんこつの定食(1,000円)、米麹漬け秋鮭のホイル焼き定食(1,100円)、ノンフライ・チキン南蛮の定食(1,100円)、おにぎりの定食(650円)の4種類(ドリンク付き)。ドリンクは、オリジナルブレンドコーヒー、自家製りんごビネガーのほか、夜はビールも提供する。週末は定食(ドリンク別途)とつまみ、デザートを用意する。
オープンな中庭を持つ大倉山集合住宅の一角という場所柄、「近所の人が駅への通り道に使うことも多い。まちの人が気軽に寄っていける場所にしたい」と坂口さんは話す。
営業時間は火曜~金曜=11時30分~15時、土曜・日曜・祝日=12時~21時(L.O.30分前)。月曜定休。