横浜市民ギャラリーあざみ野(横浜市青葉区あざみ野南1、TEL 045-910-5656)で11月2日、神奈川県内の日本酒づくりをテーマにした講座「米づくりから始まる 日本酒の物語」が開催される。
さまざまな学びの入り口として、2011年から始まった同館の生涯学習講座事業「あざみ野カレッジ」。毎回各分野のスペシャリストを講師に招き、講座を開催してきた。
今回は酒米栽培から精米・醸造までを一貫して行う「栽培醸造蔵」の泉橋酒造(神奈川県海老名市)から橋場友一代表を招く。現在全国で日本酒づくりが注目されているなか、栽培醸造蔵は珍しい酒蔵で、作られている酒も水・米・麹以外は一切使わない「純米系」で全国的にも少数派の取り組みとなる。
当日は大都市圏周辺で田んぼから日本酒ができるまでの話を橋場さんが語るほか、日本酒の試飲も行う。試飲する銘柄は未定。
同館あざみ野カレッジ担当の堀江祐二さんは「日本酒を知らない人はいないと思うが、他のお酒にはない独自の製法から生まれることはあまり知られていない。近年では、新たなことに挑戦する作り手も増え、日本酒の味が以前より多彩になっていることにも注目したい。今回は私たちの身近な場所で活動する作り手の取り組みから、日本酒の基本と日本酒づくりの今を皆さんが知るきっかけになれば」と話す。
開講時間は18時30分~20時。参加費500円(あざみ野カレッジ初回受講者は学生証発行手数料として別途500円)。要申込み(対象は20歳以上)。申込みは同館ホームページまで。締め切りは10月19日。