京都のクリエーティブ商品を扱う「とおりにわ」(横浜市都筑区大丸4、TEL 045-482-6894)は6月27日、京都では夏の定番和菓子とされている「水無月」を1日限定で提供する。
横浜市営地下鉄都筑ふれあいの丘駅近くにある同店。京都以外ではあまり知られていない50以上のメーカーやアーティストのクリエーティブ商品(雑貨・加工品など)を扱っている。これまで定期的に京野菜のマルシェや京都のパン店のイベントなども定期開催している。
京都では、毎年6月30日に「夏越祓(なごしのはらえ)」という神事が行われ、半年間で得た罪や汚れをはらい清めることができるとされている。この神事の時に食べるのが三角形のういろうの上に小豆の粒あんをのせた和菓子「水無月」。京都では5月下旬から6月末まで、街のいたる所で販売されているという。
今回は「横浜で水無月を食べたい」という京都出身の嶋田智臣オーナーの希望で企画。和菓子作家の糸数沙恵さんが手掛けた「水無月」を提供する。価格は2個入りで720円。
嶋田オーナーは「京都では、5月の葵祭りが終わって新緑を感じ、6月の梅雨入り時期に水無月を食べ『そろそろ夏やな~』と感じながら7月の祇園祭に入っていく。関東ではこの和菓子は聞き慣れないと思うが、こうして京都の四季を感じる風習を体感していただけたら」と話す。
開催時間は13時~。(商品の予約は6月20日まで)。