高木学園女子高等学校(横浜市港北区菊名7)の女子高生がチェリオコーポレーション(大阪府高槻市)と共同開発した清涼飲料「チェリオ アイ ラブ キッス」が11月17日、全国のコンビニエンスストアなどで発売される。
これまで民間企業の社員や大学の先生らを通常授業に招くほか、企業との商品開発などの取り組みを積極的に行ってきた同校。昨年は森永乳業(東京都港区)とともに新商品開発に挑戦した。
今年は、まわりの人に幸せを届ける「笑顔づくりプロジェクト」として2つの商品開発に取り組んだ同校の生徒。第1弾はフェリシモ(兵庫県神戸市)の新商品「オロロふせん」の開発で、9月には同社の新事業「ololo(オロロ)」ブランドで販売開始した。
第2弾となる「チェリオ アイ ラブ キッス」のプロジェクトには校内で選抜された17人の生徒が参加。コンセプト作りから商品設計、プロモーション企画などをチェリオコーポレーション社員とともに作りあげた。
「恋の応援ドリンク」をテーマに作られた同商品はピーチベリー味(微炭酸)で、パッケージは「大好きな人へのメッセージ」を書くことができる。10月に開催された同校の学園祭でお披露目され、来場者に配られ好評だった。
家庭科1年の西真祐未サミラさんは「女子高生らしい恋する気持ちを表現した商品。大変なこともあったがこの企画を通して諦めないことの大切さを学んだ」と話す。同1年の山田史香さんは「もっと積極的な自分になりたい、という思いからこのプロジェクトに参加した。いろいろなことを経験して自分を変えていけそう」とも。
価格は140円(税別、500ミリリットル)。