東急東横線日吉駅近くの一軒家イベントスペース「Casaさかのうえ」(横浜市港北区日吉4)で現在、画家の佐野彩夏さんによる個展「夏の森のものがたり」が開催されている。
佐野さんは、1985年横浜生まれ、2008年横浜美術短期大学専攻科イラストレーションクラス修了。これまでBankART Studio NYK(中区)や「ハンマーヘッドスタジオ 新・港区」(同)で制作活動を行い、現在は黄金町で活動している。アクリルで描いたものを、ステンシルを用いてガーゼで上から叩くという制作手法で、動物や幾何学模様を組み合わせたモチーフを柔らかな質感で仕上げている。
今回は、会場に合わせて制作された新作絵画11点と、プラスチックの小さなプレートを多数使ったインスタレーション作品1点を展示するほか、ポストカードも販売する。
佐野さんは「これまで動物がモチーフの作品が多かったが、今回は植物の方が前に出ている。空間全体の空気感を作品として見てもらえるよう、絵とは違うアプローチの作品も展示する」と話す。
開館時間は11時~17時(最終日は16時まで)。入場無料。展示は7月12日まで(7月11日休廊)。