プレスリリース

<イベント事後レポート>合計約2.8万人が来場!川崎の「まち」と「社会」のこれからを産・官・学・民が共創した2日間 『Colors,Future!Summit 2025』

リリース発行企業:フェス&カンファレンス製作委員会

情報提供:

URL:https://www.youtube.com/@colorsfuturesummit2025

Colors,Future!Summit2025製作委員会(川崎市および民間企業5社で構成)は、2025年11月2日(日)・3日(月・祝)の2日間、川崎市役所本庁舎および川崎駅周辺エリアにて「Colors,Future!Summit 2025(略称:CFS2025)」を開催、2日間で合計約2.8万人の方が来場し、大盛況のうちに幕を閉じました。

昨年の市制100周年を契機に立ち上がった、産・官・学・民で「川崎から未来を共創する」取り組みを今年も継承し、2025年のテーマ「あたらしい自分、川崎ではじまる」のもと、未来の新しいアクションを構想する“カンファレンス”では、著名人・専門家による全14セッションを開催。さらに、そのアクションを実験・体験できる15の出展ブースで構成された“フェスティバル”も同時に展開しました。

本リリースでは、カンファレンスで実施した多数のセッションのうち、今年の趣旨を象徴するセッションとフェスティバルの様子を一部抜粋してご紹介いたします。
なお、各会場で行われたトークセッションは公式YouTubeチャンネルで公開しています。




開催概要

1 日時:11月2日(日) 10:00~20:00/11月3日(月祝)10:00~19:00

2 会場:【カンファレンス会場】
    ・川崎市役所本庁舎2階ホール(11月2日)
    ・川崎市役所本庁舎1階「UNI COFFEE ROASTERY」(11月2日)
    ・川崎ルフロン1階「イベントスペース」(11月2日・3日)
    【フェスティバル会場】
    ・川崎ルフロン前「かわさきフェス広場」(11月2日・3日)

3 主催:Colors,Future!Summit2025製作委員会

3つの会場でカンファレンスを実施

『Colors,Future! Summit 2025』では、3つの会場でカンファレンスを実施しました。C会場では隣接するフェスティバル会場との連動企画を展開しました。







A会場:川崎市役所本庁舎2Fホール

川崎にゆかりのあるキーパーソンや様々な分野の専門家が集まり、オープニングセッションを皮切りにまちづくり、HIP-HOP入門、高校生ピッチコンテスト、音楽教育の在り方についてのセッションを展開しました。



B会場:川崎市役所本庁舎1F UNI COFFEE ROASTERY

カフェの柔らかい雰囲気の中で、登壇者と来場者と近い距離で対話をしながら、椅子ヨガを愉しむセルフコンディショニングや高校生による最新ソリューション構想、ナイトタイムエコノミー、特別自治市トークセッションを展開しました。




C会場:川崎ルフロン・かわさきフェス広場

カンファレンスとフェスティバルとで連動して、防災やスマートドリンキング、観光、eスポーツとフレイル予防、みどりに関するセッション及び出展ブースを展開しました。



“カンファレンス”では多様なテーマ・登壇者によるセッションを実施

■A-1:「100周年を超えた川崎からはじまる新しいチャレンジ」Presented by 三菱化工機
カンファレンスの幕開けは、三菱化工機 常務執行役員 林安秀さん、DeNA川崎ブレイブサンダース取締役会長 元沢伸夫さん、MUIC Kansai 専務理事 廣瀬満知さん、タレントの藤井サチさん、宮崎瑠衣さん、そして川崎市総務企画局シティプロモーション推進室の小池智也さんら、川崎の“次の100年”を担う産官学民のプレイヤーが揃い、登壇者それぞれの立場から今後のチャレンジが語られました。

三菱化工機の林さんからは、洗練されたPR動画を上映し「新しいことにチャレンジしている」「みんなで力を合わせてやっていきたい」などとコメント。DeNA川崎ブレイブサンダース元沢さんからは、川崎アリーナシティプロジェクトについて紹介がありました。また、登壇者からは“一つ一つのチャレンジを集めていかに街の価値を上げていく”か、各々の見解が共有されました。




■A-3:探究×ビジネスマッチング=イノベーションの種
本セッションは経済に深く精通する専修大学の恒木健太郎教授による司会進行のもと、中学生・高校生が社会課題をビジネスとして解決するアイデアを発表し、登壇者である専修大学の馬塲杉男学長をはじめ、株式会社シーエスディー研究所代表取締役社長の呉京美さん、認定NPO法人 キーパーソン21代表理事 朝山あつこさん等専門家がフィードバックする形式で進行し、中高生の“探究”を実社会のビジネスへと接続する視点で議論が行われました。

多種多様なプレゼンテーションは、環境課題に挑む「コーヒー廃棄ゴミのアップサイクル」、目的別に栄養設計した「弁当サービス」、生活行動を“クエスト化”する「RPG型生産性アプリ」、スマホ依存に向き合う「行動変容型スマホケース」、学習体験を変える「LEDライト付きノートや発電・充電自転車」など、6つのアイデアが集結。

発表の中で特に評価が高かったのが「コーヒー廃棄ゴミのアップサイクル」をテーマにした中学生のチームで、「コーヒー豆には消臭効果もあり、デザイン性も高いため、特におしゃれを楽しむ女性の方に気軽に使ってもらいたいと思っています」と、捨てられるはずのものをキャンドルにして届ける構想を語りました。これに対し、朝山あつこさんは「このような廃棄の問題が起きているということを改めて認識させていただいて、恐るべき中学生だなと思いました」と称賛しつつ、「まずコーヒー屋さんに営業したらどうでしょうか」と、実装に向けたアドバイスもありました。審査総評では、馬塲学長が「コスト計算をしていたり、ベータ版を作っていたりチームワークが良かった」など実行力を高く評価。会場投票と審査を経て、最優秀は「コーヒー廃棄ゴミのアップサイクル」に決定しました。

プレゼンテーション後の交流会では、株式会社シーエスディー研究所代表の呉京美さんをはじめ企業・団体が学生と直接議論を重ね、6アイデア中4件が事後2週間を目安に“実装に向けた協議を行う”ことに合意。本セッションを通して『Colors,Future! Summit 2025』が掲げる柱の一つである「実証実験」の起点として機能しました。



■B-4:「市か?県か?」考えることからはじめる川崎の未来~特別市トークセッション~
中川安奈さんを進行に迎え、YouTuberの水溜りボンド・カンタさんと福田市長が「これは市の仕事?県の仕事?」をテーマに、クイズを交えて考える形式で進行。冒頭、福田市長は「市か県かというテーマですが、双方の仕事領域についてあまり意識する機会は少ないですよね。今日は『市か県かクイズ』を通して、川崎市が目指す特別市とは何かを、分かりやすくお伝えできればと思います」と話し、来場者の視点で様々な制度を理解してもらう工夫が凝らされたセッションとなりました。

セッションの中では、道路や交差点における信号機やガードレールについて、そのほか自衛隊派遣要請などについて、市の仕事なのか県の仕事なのかをクイズ形式で紹介されるなど、現在の行政の仕組みに関する課題についても触れられました。

セッションの最後には、「今の仕組みをどう変えていくか、その一つの選択肢として特別市制度がある」という市長の言葉で締めくくられ、県と市の役割や特別市制度について理解を深めるきっかけとなりました。




■C-1/C-3:"飲む人も飲まない人も楽しめる街"とは?川崎から考える、お酒と街の新しい関係性
Colors,Future!Summit2025 製作委員会副会長の片岡慎之輔が、冒頭でアサヒビールと共創する「Kanpaiって色々プロジェクト」を紹介。「乾杯はお酒を飲む合図ではなく、楽しい時間の始まりの合図である」という考えのもと、“乾杯文化”を再定義し、川崎で推進する“スマートドリンキング(スマドリ)”をどのように街の人々と広げていけるか、その可能性について語りました。

「10年後、川崎でどんな乾杯シーンを見たいか」というテーマでは、川崎市総務企画局シティプロモーション推進室の野村有紀子さんが「自宅近くの商店街の居酒屋に家族三世代で飲みに行きたいとの意見がワークショップで出ていました。市内のいろいろな場所でそんな乾杯ができたら素敵だと思います」とコメント。
また、川崎市商店街連合会 事務局長の秋山敏之さんは「ノンアルやソフトドリンクが自然に居酒屋メニューに置かれるようになれば、商店街も多様な人が集まり、もっと盛り上がると思います」と語りました。

セッションの締めくくりには、アサヒビール スマドリマーケティング部 副主任の山口真輝さんが「飲む人も、飲まない人も、体質的に飲めない人も、さまざまな方々をこのプロジェクトに巻き込んでいきたいです」と意気込みを語りました。
さらに、ノンアルコール愛飲家として紹介された俳優の前田公輝さんは「ノンアルコールに出会って社交の場に出かけやすくなり、新たなコミュニティーも生まれました。世の中がどんどん自由になっていくのを感じています」と、乾杯文化の多様化に対する想いを述べました。



■C-6:eスポーツがつなぐ“元気な未来” ~フレイル予防の新しい形~
NTTe-Sports執行役員の折戸克洋さん、神奈川県立保健福祉大学 ヘルスイノベーション研究科講師の根本裕太さん、昭和医科大学 理学療法学専攻の来住野麻美さん、筑波大学 人間系 教授の山田実さんに加え、ゲームプレゼンターの高橋名人が登壇。eスポーツを活用したフレイル予防について、現場の意見も交えながら多角的に議論が行われました。

冒頭では、「eスポーツは世界で1億3,000万人以上、日本でも約400万人がプレーしており、今の時代に合った“参加しやすいスポーツ”として広がっている」と紹介。さらに、eスポーツには「対戦や交流を通じて他者との交流、外出の機会が生まれること」「手指を使う細かな操作が脳を活性化させること」など、フレイル予防に効果的な面がいくつもある点について言及されました。

「フレイル予防において大切なことは?」という問いに対し、来住野さんは「10時に家を出るには9時には支度を始めるといった、1日のリズムが生まれます。外に出たり誰かと会話をしたりすることが大切です」と述べ、生活リズムの形成がフレイル予防の基本であると説明しました。そのうえで、eスポーツは“運動のためのツール”というよりも、社会参加のきっかけとして活用できる点が強調されました。

最後に高橋名人は、「健康のための取り組みは何でもいい。歩くだけでもいい。ゲームももちろんいい。大事なのは楽しむこと。負けても次頑張ろう、くらいでいいんです。とにかく楽しんでください」と語り、“楽しむこと”の大切さを力強く伝えました。



各会場で行われたトークセッションは『Colors,Future!Summit 2025』公式YouTubeチャンネルで公開中です。
URL:https://www.youtube.com/@colorsfuturesummit2025

フェスティバルについて

川崎ルフロン前の「かわさきフェス広場」では、カンファレンスと同時開催で、ドリンク・フード・防災・eスポーツ・みどりなど、川崎の未来を身近に感じられる多彩なプログラムを展開。15のブースによるフェスティバル「みらいっていいかも ~生活や食を楽しく・美味しく~ Presented by スマートドリンキング」を開催しました。

会場では、「Kanpaiって色々プロジェクト」から生まれたスマートドリンキングの考え方を体感できる人気投票企画や、日常から始まる防災体験、さらにはフレイル予防にも活用できるeスポーツ体験など、カンファレンスの内容と連動した企画を実施。来場者が“その場で試せる・参加できる”フェスティバルエリアとして大いに賑わいました。




■協賛
プラチナ:アサヒビール株式会社
ゴールド:株式会社シーエスデー研究所、三菱化工機株式会社
シルバー:ソフトバンク株式会社、東急不動産ホールディングス株式会社、国分グループ本社株式会社
岩谷マテリアル株式会社
ブロンズ:UNICOFFEEROASTERY、川崎DICE(株式会社プライムプレイス)
株式会社 ティップネス川崎店、東京海上日動火災保険株式会社、セレサ川崎農業協同組合
大塚製薬株式会社、キユーピー株式会社
サポーター:株式会社アール・エヌ・ゴトー、昭和医科大学、日本生命保険相互会社
株式会社final、島村楽器川崎ルフロン店、センコー株式会社

■協力
千代田中学校・高等学校、専修大学、キーパーソン21、株式会社テレビ神奈川、株式会社NTTe-Sports、川崎日航ホテル

■主催者について
株式会社ホリプロ、株式会社TopKnock、NTT東日本株式会社 神奈川事業部、株式会社JTB、株式会社フロンティアダイレクトと川崎市シティプロモーション推進室で構成する製作委員会が「Colors,Future!Summit2025」を企画・実施しています。



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