プレスリリース

初の自社開催であるタイニーハウスアイデアコンテスト「YADOKARI TINY HOUSE CONTEST 2025」のグランプリ等が決定!

リリース発行企業:YADOKARI株式会社

情報提供:




YADOKARI株式会社(本社:神奈川県横浜市/代表取締役 上杉勢太・さわだいっせい、以下「YADOKARI」)は、タイニーハウスが持つ多様な可能性に着目し、その価値を社会で最大限に活かすためのアイデアを募集するコンテスト「YADOKARI TINY HOUSE CONTEST 2025」(以下、本コンテスト)を開催しました。

第1回目となる今回は、「繋がり -BORDERLESS-」をテーマにアイデアを募集したところ、国内外から364件のエントリーがあり、たくさんの作品が寄せられました。7月下旬に審査会を実施し、本コンテストの入賞作品が決定いたしました。8月2日のYADOKARI周年祭「鏡祭」で展示にて発表いたしましたが、改めてお知らせいたします。

今後もタイニーハウスの啓蒙、文化醸成のためにテーマを変えながら毎年実施していく予定です。

コンテストHP:https://yadokari.net/tinyhousecontest/


応募結果

【応募総数】
157点

【入賞作品】
●グランプリ
作品名:「くらしを交換するートレーラーハウスで始めるまち留学ー」
お名前:佐藤 果穂 様
お住まい:宮城県




トレーラーハウスの可動性を最大限に活かし、「街ごと移動する」というスケールの大きなアイデア性が高く評価されました。複数の拠点を巡回することで地域との関係性を深める仕組みや、宿泊・教育・体験など多機能が集約された構成が、地域資源の循環や活性化に寄与する点が印象的でした。YADOKARI審査員メンバーからは「自分たちが描くビレッジの理想に近い」との共感の声もありました。

受賞者コメント:この度は賞をいただき、大変驚いております。ありがとうございます。山にも海にも近く自然豊かな宮城の魅力を伝えたいと思い、各地を巡るトレーラーハウスと仕組みを提案しました。訪れる人と迎える人、双方が豊かになれる空間とは何かを考えながら取り組みました。


●ソーシャル賞
作品名:「移りゆく茶景」
お名前:石 光基 様
お住まい:兵庫県



地域の伝統産業であるお茶文化に着目し、タイニーハウスと融合させた点が高く評価されました。茶室のような空間で製茶の工程を体験できる構成や、ポリカーボネートや暖簾を用いた軽やかな外観など、風景との親和性も考慮されたデザインが印象的でした。また、お茶以外にも漆器や陶器などの地域資源と連携可能な拡張性があり、産業と文化を体験として提供する新しいモデルとして高い評価を得ました。

受賞者コメント:この度は栄誉ある賞を頂き、誠にありがとうございます。大変嬉しく感じております。私の提案は、トレーラーハウスの稼働性に着目し、土地に根ざした伝統産業と掛け合わせることで、「動かないものを動かす」ことをテーマにしたものです。今回は茶業を題材としましたが、他の伝統産業にも応用できる可能性があると考えています。このような機会をいただき、多くの方に提案をご覧いただけたこと、心より感謝申し上げます。


●プロダクト賞
作品名:「Tiny Garden House」
チーム名:Peppre collective(hiroto takesawa・conoco shiraishi)
お住まい:埼玉県



「庭」を主役に据え、住空間とともに“風景”を持ち運ぶという斬新なコンセプトが審査員から高く評価されました。住居だけでなく、植物や余白といった感情に訴える要素も一体で移動できることで、宿泊体験やライフスタイルの拡張が可能になる点が注目されました。タイニーハウスの特徴である「外部とのつながり」を活かし、自然との距離感や風景の借景的活用に着目した設計は空間的にも完成度が高く、実際に「滞在してみたい」との声が上がった作品です。

受賞者コメント:この度は、プロダクト賞に選定していただけたことを嬉しく思います。私たちは、プライバシーを確保した上で、外部環境と繋がることができる住まいを模索し本提案に至りました。また、トレーラーハウスとして移動できることを前提に、自然豊かな場所でも、都市部においても緑の豊かさを保った外部との繋がりを生活に取り入れる事を目指し計画しました。

●特別賞 ※ユニーク賞が該当作品がなかったため、今回特別賞を新たに設けました。
作品名:「ヒト・モノ・トビラ」
チーム名:山本 夏希 様
お住まい:東京都



「住む」「作る」「商う」を一体化させたトレーラーハウスの提案が、審査員の共感を集めました。閉じれば制作活動の場、開けば販売・交流の場として活用できる設計は、暮らしと仕事の境界を柔軟にデザインする現代的なモデルとして評価されました。かつての商店街のような店舗兼住居の再解釈としても位置づけられ、働き方や暮らし方の新しい提案としての可能性を感じさせる内容でした。

受賞者コメント:トレーラーハウスの最大の特徴は何をおいても「移動する」ことであると考え、それでしか叶えられない役割を果たすプロジェクトを構想したく設計に取り組みました。空間と周辺を繋ぐ仕組みの提案により、小さなところから世の中を少し良くするスパイスのような計画になったのではないかと感じると共に、それを社会で実践されている方々から評価をいただき非常に嬉しく思います。

●ヤング賞
作品名:「走るFarmer~農業をつなぐ~」
お名前:齋藤 光志様
お住まい:静岡県



限られたトレーラーハウスの空間を最大限に活かし、農と暮らしをつなぐ構想が評価されました。特に、車両後部に畑や植物のスペースを備え、居住空間と農業空間を一体としてデザインする発想は、日々の暮らしの中に“育てる”行為を取り込む新しさを感じさせました。これからの暮らし方を考える上で重要な価値観が詰まった提案として、若い世代ならではの視点が光る作品でした。

受賞者コメント:ヤング賞を受賞でき、大変嬉しく思います。受賞のメールを見たときは、何度も見返すほど驚きました。初めてのコンペで手探りでしたが、先生や友人、家族の支えがあって完成できました。農業に楽しく関心を持ってもらうにはどうすればよいかを考えて制作しました。これからも、楽しみながら表現する姿勢を大切にしていきたいです。

審査会の様子

今回の審査は、各ユニットから選出された審査員が集まり、それぞれの視点から作品を評価し、議論を重ねながら入賞候補を絞り込んでいく形式で進行しました。開発担当から営業担当まで、異なる専門性をもつメンバーが集まったことで、空間設計の完成度だけでなく、実現性や事業性、社会性、ストーリー性といった多角的な評価軸が生まれ、熱量のある審査会となりました。

グランプリの決定には、全YADOKARIメンバーが参加。各自が推し作品への思いを語り、時に笑い、時に唸りながら、白熱した意見交換が交わしながら審査を実施しました。「この作品の空間性はすばらしい」「アイデアとしては面白いが、トレーラーハウスとしてどうか」「実際に使ってみたいか」「自分だったら住みたいか」――それぞれが暮らしや未来に対するリアルな視点を持ち寄り、真剣に向き合う場となりました。










審査を終えて

今回のコンテストでは、「トレーラーハウス」という制約の中で、多様で独創的な提案が集まりました。特に、単なる空間設計にとどまらず、地域資源の活用や伝統文化との接続、交流を生む場づくりなど、社会的な視点を持った作品が多く見られた点が印象的でした。

また、学生から設計事務所の方まで幅広い応募者による作品に、それぞれの「暮らし」や「地域」へのまなざしが込められており、単なるアイデアコンテストに留まらない、深い思考と情熱を感じました。

タイニーハウスを「プロダクト」としてだけでなく、「関係性を育むメディア」として捉えた提案が複数あり、住まいという枠を超え、地域に入り込む装置としての可能性を模索している姿勢に、YADOKARIとしても共鳴する部分が多く、今後の展開が楽しみです。たくさんのご応募ありがとうございました。






お知らせ:10月中旬まで星天qlayにて全作品を展示いたします




8月12日から10月中旬頃まで、星天qlay内のqlaytion galleryにて全作品を展示いたします。
ぜひお立ち寄りください。

qlaytion gallery
詳細:https://www.hoshiten-qlay.com/shop/qlaytion-gallery/
営業時間:月・火・木・金 13:00~17:00

YADOKARIについて




■メッセージ
YADOKARIは、2011年3月11日に起きた東日本大震災をきっかけに、暮らしを根本から問い直す活動を始めました。この活動において、「お金・場所・時間に縛られない自由な生き方の実現」をテーマに、ミニマリズムや多拠点居住、シェアリング、そしてコミュニティや人との繋がりを重視した新しいライフスタイルを提案し、その思想や価値観の象徴として「タイニーハウス」の普及に力を注いできました。特に移動式タイニーハウスの製造・販売・プロデュースを通じて、さまざまな社会課題の解決に取り組んでいます。

■会社概要
事業性・社会性・哲学性を共存させ、ビジョン「世界を変える、暮らしを創る」の実現を目指す「YADOKARI」。可動産・タイニーハウスの企画・販売・製造・リユースマッチングや可動産を活用した事業企画・プロデュース、メディアPR・ブランドサポートを通じて、遊休地活用、地方創生、災害支援、コミュニティ形成などの社会課題解決に取り組む。

また、タイニーハウスを活用したビレッジ「YADOKARI VILLAGE 北軽井沢」の企画・運営、タイニーハウスの購入&情報プラットフォーム「YADOKARI.net」の運営、タイニーハウスの販売・リセールプラットフォームの運営も行う。著書に『ニッポンの新しい小屋暮らし』(光文社)、『アイム・ミニマリスト』(三栄書房)、『未来住まい方会議』(三輪舎)、『月極本』などがあり、これらは日本のみならず、中国や韓国などアジア圏でも多数出版されている。

会社名:YADOKARI株式会社
代表者:代表取締役 上杉勢太・さわだいっせい
設立日:2013年11月1日
所在地:神奈川県横浜市保土ケ谷区星川1-1-1 星天qlay
事業内容:可動産エリアイノベーション事業
・可動産の企画・販売・製造・リユース
・可動産ビレッジの開発プロデュース・オペレーション

会社サイト:https://yadokari.company/
ウェブメディア:https://yadokari.net/
公式 Instagram:https://www.instagram.com/yadokari_mobi/
公式 Facebook : https://www.facebook.com/yadokari.mobi/

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