日本体育大学スポーツマネジメント学部（横浜市青葉区）の新カリキュラム「レジャー・アーバンスポーツ」の夏季集中講義で「スケートボード」「ダンス(ブレイキン含む)」「パルクール」の授業を実施。いずれもオリンピック競技となったアーバンスポーツの代表種目。
日程は、8月4日（月）、5日（火）、6日（水）の3日間。
履修者151名が3班に分かれて、3種目のうち1種目を1日4コマ(6時間履修)、そして3日間で３種目を履修するというスケジュール（※事前授業2コマ・事後授業1コマは別日開催）。


日本体育大学健志台キャンパス第3体育館


その1日目となる本日、非常勤講師で同学部卒業生の土田美玲プロ（*1）、九州出身レジェンドスケーター川崎剛プロ（*2）の指導のもと、特定非営利活動法人横浜スケートボード協会、月光日本合同会社（Moonshine Skateboards日本総代理店）の協力により、同大学健志台キャンパス第3体育館の2面を使って実施した。


スケートボードは初めての学生がほとんど


＜スケートボード講座概要＞
●日程：2025年8月4日（月）・5日（火）・6日（水）
●場所：日本体育大学 健志台校舎 第3体育館（横浜市青葉区）
●主催：スポーツマネジメント学部 竹腰誠教授（https://researchmap.jp/read0146839）
●対象：スポーツマネジメント学部2年生 151名
●プログラム（各90分）：
1コマ目（9:20～）：説明、準備運動、模範演技
2コマ目（11:00～）：両足で乗る、その場で動かす
3コマ目（13:30～）：プッシュ（自分で蹴って走る）
4コマ目（15:00～）：応用等



体育系学生は飲み込みが早い


1日目の生徒たちは90分を4コマたっぷりとスケートボードにトライし、他のオリンピック競技となったパルクール、ブレイキンと共にアーバンスポーツの楽しさ、横乗りスポーツの楽しさを体感したことであろう。


授業ではMoonshine Skateboardsを使用、スケートショップGEKKO（月光日本合同会社）より導入いただきました



「体育大学の母校がスケートボードに注目し授業に取り入れてくれたことがとても嬉しい。たくさんの後輩たちにとても楽しく指導できた。この中からスケートボードを本格的に始める人がいれば、ぜひこれからも一緒に滑りたい。」と土田美玲プロ。


非常勤講師 土田美玲プロ


「初めてスケートボードに触れる学生がほとんどでも、普通は子供より大人の方が乗ることに苦労をするのですが、さすが体育大生、ヘルメット、プロテクターでしっかり身を守ることで怖がる様子もなく、4コマ目終盤には形になってきた。」と川崎剛プロ。


非常勤講師 川崎剛プロ


主催の竹腰教授は「受講生には、都市空間を舞台としストリートカルチャーから若者にも根付いたアーバンスポーツがオリンピック競技というメガスポーツに急速に発展した、その魅力の何かを感じ取って、これからの学習にも活かして欲しい。」と語る。


プロテクターも完全装備


スキーを専門とする竹腰教授が、スキーやスノーボードの冬季特別講座と同様に、スケートボードを始めとした、よりカルチャー色の強いアーバンスポーツの実技を大学のカリキュラムに取り入れた新しい試み。
体育系大学生がこれらアーバンスポーツのプロ指導者による演習で、競技としての側面に実際に触れることで、ビジネスとしての更なる発展の可能性を皮膚感覚で感じられたはずで、今後の展開にどのように生かすか、楽しみだ。


楽しむ学生たち


なお、1日目、４コマ6時間スケートボードに挑戦した学生たちは、2日目の8/5（火）、3日目の8/6（水）と、次のパルクール、ブレイキンへと移動し、入れ替わってあと50名ずつの学生が1日ずつ2日間スケートボードを履修する。
学生たちの新たな挑戦は続く。


竹腰誠教授（左）と参加女子学生




8/4参加学生50名（8/5、8/6も同数が参加）


（*1）土田美玲プロ
・横浜市在住、2000年生まれ、日本体育大学卒
・2018-19WFSA（世界フリースタイルスケートボード協会）世界ランキング女子1位
・公益財団法人横浜市スポーツ協会所属、Moonshine Skateboards（アメリカ）ライダー、スケートショップGEKKOライダー
・東京オリンピック2020閉会式出演等、メディア出演多数

非常勤講師 土田美玲プロ


（*2）川崎剛プロ
・横浜市在住、1964年生まれ、福岡県出身
・1982年４月AJSA（日本スケートボード）公認プロ（1998年九州支部長）
・同年 フリースタイル部門プロクラス４位　パーク部門８位
・九州エリア内にてコンテストイベント・スクール等多数開催のレジェンドスケーター

非常勤講師 川崎剛プロ