プレスリリース

横須賀市と株式会社グッドバトンが連携協定を締結、「あずかるこちゃん産後ケア」の実証実験を開始

リリース発行企業:株式会社グッドバトン

情報提供:

神奈川県横須賀市(市長:上地克明)と株式会社グッドバトン(本社:東京都中央区、代表取締役:園田正樹)は、2025年4月10日付で「産後ケア事業の推進に関する連携協定」を締結。2025年6月1日より産後ケアネット予約サービス「あずかるこちゃん産後ケア」の利用が市内9施設で可能になりました。



本協定は、ICTの活用や情報発信、調査研究などを通じて、横須賀市における産後ケア事業をより手軽に、安心して利用できる仕組みへ整備していくことを目的としています。
産後ケア事業の制度拡充とICT化で利用者負担軽減を目指す
産後ケアは自治体や民間が運営する事業で、産後1年未満の女性と子どもを対象に、施設への通所や宿泊あるいは自宅への訪問により助産師等が心身のケアや育児のサポートを行うものです。
産後の女性は、心身の回復と、家族が新しい生活に適応していくための大切な時期にあります。しかし現在、多くの自治体が支援している産後ケア事業では、申請や予約といった手続きが煩雑であったり、施設の空き状況が把握しづらかったりするなど、利用のハードルとなる要因が残されています。
横須賀市では2025年4月1日より、産後ケア事業の対象期間を生後5か月未満から1歳未満までに拡大し、また、サービスの提供形態(ショートステイ、デイケア、訪問型など)の利用料金も減額するなどの制度拡充を行いました。
※ 横須賀市の産後ケアでは、流産、死産の場合も利用可能なほか、訪問型は父子家庭の方も利用可能。
こうした制度面での取り組みに加え、今回の連携協定で弊社グッドバトンが強みとするICT面での整備を組み合わせ、手続きの負担を軽減し、より実効性のある産後ケアの実現が目指されます。
あずかるこちゃん産後ケアで煩雑な手続き・予約を簡単に
本協定に基づく取り組みとして、グッドバトンが提供するあずかるこちゃん産後ケアを実証実験として導入。2025年6月1日より市内9施設で運用を開始しました。
これまで横須賀市では、産後ケアの利用手続きには電話や市役所に出向く必要があったり、予約申込をしても施設の空き状況がすぐにはわからないといった、産後ケアを使用しづらい状況がありました。
あずかるこちゃん産後ケアは、手続きをする利用者とケアを担う施設、さらに事業委託をしている自治体を適切にサポートするサービスです。あずかるこちゃん産後ケアの導入により、煩雑だった手続きが本サービス上に集約されます。また、施設の空き状況をリアルタイムで確認でき、予約も利用者が簡単に行えるようになりました。これにより、産後ケア事業の利用における時間的・心理的な負担の軽減が期待されます。
協定における主な連携内容
- 産後ケア事業のICT化の推進
- 産後ケアに関する情報発信・普及啓発
- 産後ケアに関する調査・研究
- 保育・育児環境の向上に資するその他の施策

横須賀市長 上地克明 コメント
横須賀市では、「誰も一人にさせないまち」を目指し、産後ケア事業にも全力で取り組んでおります。
出産後の1年間は、子育てのスタートアップ時期として、家族が新しいライフステージに適応し、子どもの健康的な成長と母親の心身の回復をサポートするための非常に重要な時期となります。この4月から、横須賀市では産後ケアの対象の子どもを、5カ月未満から1歳未満までに拡充するとともに、さらに利用しやすくするため、利用料金の減額も開始しました。
あずかるこちゃん産後ケアを使うことで、予約が簡単になり、さらに手軽に産後ケアを受けられるようになり、負担の大きい出産後の母親の子育てサポートができると期待しています。 より一層利用しやすくなった産後ケアサービスが、皆さんの日常に寄り添い、安心感をもたらすことを願っています。
株式会社グッドバトン 代表取締役 園田正樹 コメント
横須賀市で産後ケア事業が拡充されるこのタイミングで、あずかるこちゃん産後ケアの実証実験を開始できることを心より嬉しく思います。
この取り組みを通じて、横須賀市の皆さんが産後ケアをより身近に、そしてスムーズに利用できるよう、ICT化により手続きの負担を軽減し、必要なサポートが届く環境を整えていきます。
これは、わたしたちグッドバトンが掲げる“「産む」「育てる」「育つ」の中で、その人のあり方を尊重し、多くの選択肢を持てるよう働きかける。”というミッションの実行です。横須賀市での実証実験を通じて、より多くの方々が産後ケアを活用できるよう、私たちは全力を尽くしていきます。
女性と産後ケア施設をつなぐ、あずかるこちゃん産後ケア
あずかるこちゃん産後ケアは妊娠から産後の時期にある女性と産後ケア施設をつなぐ予約サービスです。いつでも簡単にLINEやウェブから産後ケア施設を検索、予約申込が可能。アプリのようにダウンロードする必要はなく、ブラウザーから利用できます。
まだまだ日本では産後ケアを利用するハードルが高く、誰でも気軽に利用できるという状況ではありません。実際に産後ケアを利用した方からは「産後の体を抱えながら役所に申請手続きへ行ったり、施設があいている時間に合わせて予約電話をしたりと、利用開始までの手間がかかり、心理的負担があった」という声がありました。
産後を過ごす女性にとって差し迫った事態がありえるからこそ、そして、その事態が周囲からはわかりにくい可能性があるからこそ、なるべく負担なく素早いアクセスのしかたを考える必要があります。わたしたちはここに、弊社が2020年より提供している病児保育予約サービス「あずかるこちゃん病児保育」で培った知見が活かせると考えました。そこで、産後ケア施設を実際に利用するまでのプロセスをデジタル化するべく、あずかるこちゃん産後ケアを開発しました。
産後ケアの利用者にとって使いやすいだけでなく、事業を運営する産後ケア施設のスタッフも、煩雑な事務作業から解放され、業務に集中できるように。また、自治体単位でシステム導入すると、地域にある委託先の産後ケア施設の情報を一元管理できるようになります。現在32施設、3自治体で導入されています。
あずかるこちゃん産後ケア
利用者向けサイト:https://postnatal-care.azkl.jp/
産後ケア施設運営者向けサイト:https://postnatal-care.azkl.jp/for-facility





利用者はもちろん、産後ケア施設、施設へ委託をしている自治体それぞれに利便性の高い「三方よし」の仕組みです。

会社概要
株式会社グッドバトン
産婦人科医の園田正樹により2017年設立。2020年に病児保育事業を保護者、施設、自治体の三方で支援するサービスとしてあずかるこちゃんをリリース。「それぞれの子育てを歓迎する社会へ。」をビジョンに掲げ、病児保育事業にとどまらず「産む」「育てる」そして「育つ」が関わる領域を包括的に支援することを目指しています。

代表取締役:園田正樹
所在地:東京都中央区築地6丁目7-11-901
設立年月日:2017年7月7日
事業内容:病児保育や産後ケアの検索・予約サービス、病児保育室の経営コンサルティング
https://goodbaton.jp

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