よこはま動物園ズーラシア(横浜市旭区上白根町、TEL 045-959-1000)内「アマゾンセンター」の展示場に9月21日、レッサーパンダのコウセイが引っ越してきた。
「日本の山里」エリアと「アマゾンの密林」エリアにある「アマゾンセンター」。休憩所として使われてきたが、改修工事を行い、約9平方メートルの展示場を新設した。今後は人工哺育となった動物や、暑さ・寒さが動物にとって厳しい時期の臨時展示場として活用される。
同園では5頭のレッサーパンダを飼育しており、そのうちの4頭を「亜寒帯の森」エリアで展示。レッサーパンダは単独生活を行うため1頭ずつ交代で展示してきた。
今回は9月21日(毎年9月の第3土曜日)が国際レッサーパンダデーであることにちなんでの引っ越し。アメリカのレッドパンダネットワークが提唱するこのキャンペーンは、その種の保存や学び、重要性を理解するために世界中の動物園で展開されている。既存の展示場とアマゾンセンターの展示場の2カ所でレッサーパンダを展示するほか、生態についてのパネル展を行うことでレッサーパンダへの理解を深める。
飼育展示係レッサーパンダ担当の大谷美穂子さんは「新展示スペースができたことでレッサーパンダをより近くでご覧いただける機会が増えた。絶滅危惧種であるレッサーパンダについて多く方々に知っていただけたらうれしい」と話す。
開催時間は開園日の11時~、イベントは8月31日まで。入園料は、大人=600円、中人(高校生)=300円、小人(小・中学生)=200円。アマゾンセンターの展示場でのレッサーパンダ展示は11月25日まで。