横浜市スポーツ医科学センター(横浜市港北区小机町、TEL 045-477-5050)は6月23日から、少年野球選手のための講座「けが予防のための少年野球クリニック」を開催する。
肩や肘の痛みを訴えて同センターを訪れる少年野球選手が近年増加。昨年は合計で139人が治療に訪れ、そのうちの約半数が小学生だったという。今回はそうした痛みを訴える少年野球選手をゼロにしたいという思いで企画された。
講座内容は、野球選手に起こる肩や肘の故障についての知識の講義、2台のカメラによる投球フォームのチェック、当該部位の超音波検査、予防のためのトレーニング指導などで構成。専門スタッフによる科学的根拠に基づいたアドバイスが受けられる。
同センターを運営する横浜市体育協会企画運営課長の藤野純さんは「痛くなってから相談を受けるだけでなく、事前にフォームチェックするなどしてけがを防ぐことにつなげたい。予防の観点から少年野球をバックアップする」と話す。
開催時間は9時~12時。参加費は小学生1,000円(保護者・指導者は500円)。現在6月23日の小学生の受付は終了しているが、7月14日、8月11日にも同じ内容の講座を開催する予定。