
総合住宅展示場「ハウスクエア横浜」(横浜市都筑区中川1)が2月28日、30年の歴史に幕を閉じ営業終了・閉館する。
1995(平成7)年、当時の建設省住宅局が創設したNTT下部売却益活用事業「住情報交流拠点建設促進事業」の一環で開業した施設。運営は、東急不動産、東急、横浜市などによる第三セクター「日本住情報交流センター」が担い、港北ニュータウンを中心とした周辺地域の住宅や住生活に関する情報サービスの提供・相談業務を行ってきた。
約1万9000平方メートルの敷地内では、住宅に関連するショールーム、相談カウンター、ハウスクエアホール、会議室などが入る住まいの情報館、住宅展示場約20棟、ドッグラン、フットサルコートなどが営業する。
港北ニュータウンの街づくりが熟成段階を迎えて、「港北ニュータウンの街づくりの推進」「住生活の向上」「地域経済の振興」といった公益的な役割を終えつつあることから、同施設の閉館が決まった。「日本住情報交流センター」も3月31日で解散する。
2月24日には、スペシャルイベント「最後の大感謝祭」を行う。ハウスクエア横浜の歴史を振り返るパネル展やメッセージアートプロジェクト、横浜都筑太鼓やキッズダンスのパフォーマンス、つづきジャズオーケストラによるコンサート、館内に飾ってきた絵画のアートオークションなどを予定する。
開催時間は10時~17時。