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横浜・中川発のクラフトビール醸造、秋の販売目指し準備進む

横浜市営地下鉄ブルーライン中川駅近くの「Yellow Monkey Brewing(イエローモンキーブリューイング)」

横浜市営地下鉄ブルーライン中川駅近くの「Yellow Monkey Brewing(イエローモンキーブリューイング)」

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 クラフトビール醸造所「Yellow Monkey Brewing(イエローモンキーブリューイング)」(横浜市都筑区中川1)が現在、秋の醸造開始に向けて準備を進めている。

設備が調った醸造所

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 スイスのスポーツブランドOn(オン)日本法人を立ち上げた駒田博紀さんが、同社退社後に開業した同醸造所。5月にはクラフトビールを提供するタップルームを先行してオープンした。

 スタンディングで利用するタップルームでは現在、他の醸造所で造るコラボビールや全国のクラフトビールなど7種類を提供。オープン以来地域からの来店客が増えているという。

 7月には、店内奥の約140平方メートルの醸造スペースに醸造設備の設営が完了。醸造責任者の齋藤健吾さんによると、設置された9基のタンクでは、350ミリリットル缶換算で年間26万本のクラフトビールを醸造できるという。酒類製造免許取得のめどがついたため、10月の販売開始を目指して準備を進める。

 駒田さんはタップルームについて「だんだんとリピーターも増えていて、その方々が他の地域からいろんな方を連れてきてくださる。楽しそうに横浜・中川にこんな店ができたと紹介されていて、こんなにうれしいことはない。人と人をつなぎ、笑顔が広げられる場所になれたら」と話す。

 齋藤さんは「おいしい・香りの良いビールというのは前提に、『なにこれ?飲んだことない』と笑顔になってもらえるようなビールを目指したい」と抱負を語る。

 醸造開始後は、タップルームでの提供のほか、全国のビアホールやレストランへの卸を行う。缶ビールの製造も予定し、テイクアウトや小売店での販売も視野に入れる。

 タップルームの営業時間は13時~19時(金曜・土曜は20時まで)。月曜・木曜定休。

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