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新横ラー博のラーメンコンテスト準優勝店、期間限定出店

らーめん愉悦処 鏡花 八王子想庵のラーメン

らーめん愉悦処 鏡花 八王子想庵のラーメン

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 新横浜ラーメン博物館(横浜市港北区新横浜2)が開催したラーメンコンテスト「佐野実メモリアル ラーメン登龍門(とうりゅうもん)2024」で準優勝した「らーめん愉悦処(どころ) 鏡花 八王子想庵(そうあん)」が7月18日、同館に期間限定出店する。

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 2月から6月にかけて、同館30周年企画として開催した「ラーメン登龍(とうりゅう)門2024」。今年は支那そばや創業者で、ラーメンの発展に貢献した佐野実さんの没後10年になることから、その功績に敬意を込めて「佐野実メモリアル」という副題が付いた。

 今回のコンテストのテーマは、佐野さんがこだわっていた「国産小麦」の風味とうまみを生かした「みそラーメン」。女性店主や海外からの応募者、プロ、アマなどさまざまなラーメン職人36人が応募し、書類審査と面接審査、最終審査を経て、優勝・準優勝・3位が決定した。上位3人は順次同館で期間限定出店する。

 準優勝した「らーめん愉悦処 鏡花 八王子想庵」店主の町田将一さんは、父の恵一さんが創業したラーメン店「鏡花 本店」(東京都立川市)で勤務後、2022年に「八王子想庵」(八王子市)を開業した。恵一さんは1999(平成11)年に同館で行われたラーメン登龍門に出場したが、3次審査で敗退している。今回父親の果たせなかった同館出店の夢を将一さんがかなえた。

 出品したラーメンは「山椒味噌(さんしょみそ)変化」。山水地鶏を使ったすっきりとした鶏清湯(チンタン)のスープに、麦みそ、米みそ、西京みそをブレンドした「みそ玉」を溶かしながら味わいの変化を楽しむ。麺は「ゆめちから」「春よ恋」「南部きらり」の3種類の小麦粉を使ったもちもちとした食感が特徴。和歌山県産ぶどう山椒と和山椒香油をアクセントに使い、西京みそで漬け込んだつるし焼きのチャーシューをトッピングする。

 提供メニューはコンテスト出品ラーメンの「西京焼豚入り 山椒味噌変化」(1,280円)のほか、西京焼豚なしの「山椒味噌変化」(980円)、「味玉&西京焼豚入り 山椒味噌変化」(1,480円)、「特別仕様 山椒味噌変化 西京焼豚&紀州生ぶどう山椒増量+味玉」(1,680円、1日100食限定)など。

 同館営業戦略事業部の栗原幸司さんは「25年前敗退した恵一さんの息子さんが今回準優勝されたのは、何ともドラマチック。サンショの芳醇(ほうじゅん)な香り、みそ玉による味変と、趣向を凝らした準優勝作品を食べてほしい」と話す。

 営業時間は日によって異なる。入場料は、大人=450円、小中学生・高校生・シニア(60歳以上)=100円、小学生未満無料。今月28日まで。

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