新横浜ラーメン博物館(横浜市港北区新横浜2)が開催したラーメンコンテスト「佐野実メモリアル ラーメン登龍門(とうりゅうもん)2024」で3位になった「手打ち麺 あお井」が7月5日、同館に期間限定出店した。
2月から6月にかけて、同館30周年企画として開催した「ラーメン登龍門2024」。今年は支那そばや創業者でラーメンの発展に貢献した佐野実さんの没後10年になることから、その功績に敬意を込めて「佐野実メモリアル」という副題が付いた。
「ラーメン職人の隠れた潜在能力や新たな才能を発掘」することを目的に、老若男女、国籍、プロ・アマ問わず広く創作ラーメンを募集。36人の応募者の中から書類審査と面接審査、最終審査を経て、優勝・準優勝・3位が決定した。上位3人は順次同館で期間限定出店する。
3位になった「手打ち麺 あお井」店主の和田響さんは、福島・白河のラーメン店「とら食堂」で修業を積み、福岡で「とら食堂 福岡分店」も営業している。今回は北海道産小麦粉「ゆめちから」と「キタノカオリ」を使った手打ち麺と宮城県の郷土料理「呉汁」からヒントを得て、すりつぶした大豆と白・赤みそをブレンドしたスープを使ったラーメンを創作した。
提供メニューはコンテスト出品ラーメンの「手打ち味噌(みそ)ラーメン~素材の旨味(うまみ)~」(1,200円、1日120食限定)のほか、機械打ち製麺を使った「味噌ラーメン」(1,000円)、「煮玉子入り味噌ラーメン」(1,200円)「チャーシューメン」(1,300円)、「特製ラーメン」(1,400円)など。
同館営業戦略事業部の栗原幸司さんは「手間がかかるため1日120食限定となる手打ち味噌ラーメンは、銘店『とら食堂』直伝の手打ち麺が魅力。濃厚なみそスープにも負けない力強さを持っている」と話す。
営業時間は日によって異なる。入場料は、大人=450円、小中学生・高校生・シニア(60歳以上)=100円、小学生未満無料。今月15日まで。